「きれいな娘ができたわ」トランスジェンダーの息子に認知症の母親がかける言葉が温かい

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Facebook/Tina Healy

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豪メルボルンに住むティナ・ヒーリーさん。彼女は男性として生まれたものの、ずっと違和感を抱えたまま生活をしており、数年前についに女性として生きていく決心をしたそう。

ティナさんは、そんな自分のことをとてもラッキーだと思っているという。

なぜなら、認知症を患う彼女の母親は面会のたびに“息子”が女性になったことを忘れているため、毎回「きれいな娘ができたわ」と喜んでくれるのだという。

50歳を過ぎて性転換

Australian Broadcasting Corporationが伝えるところによると、ティナさんが自分がトランスジェンダーであることを周囲に明かしたのは3年半前。既に50歳をすぎていたとか。

ティナさんには4人の子どもがおり、彼らが大人になるのを待っていたのだという。

子どもたちの理解を得たティナさんは、最後に母親にカミングアウトすることに。

「母は認知症を患っており、私が女性になったことを伝えたら、それがストレスになって混乱するのではないかと家族も心配していた」とティナさんは当時を振り返っている。

「きれいな娘ができた」と母親

しかし、意を決して母に事実を伝えると、母からは意外な返答が。

なんと「まあ、驚いた。新しくきれいな娘ができたのね」と言って、ティナさんを抱きしめてくれたのだとか。

常に変わらぬ返事

ただし母は、認知症の影響でティナさんに会うたびに息子が娘になることを忘れてしまっているそう。

そこでティナさんは毎回その事実を伝えるわけだが、「お母さんの返事はいつも決まっている」といい、初めて告白したときと一言一句違わぬ優しい言葉を返してくれるそうだ。

「年に100回はお母さんから優しい言葉をかけてもらえる私は幸せよ」とティナさん。

愛情あふれるティナさん親子に対し、「美しい話」「素晴らしいお母さん」「性に悩むすべての人の家族が、ティナさんのお母さんのようなら良いのに…」「母の愛って素敵」といった称賛の声があがっている。

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