夜遅く食事をすると記憶力が低下する危険性あり:米大学マウス実験

2016年01月07日 18時00分

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123RF
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年末年始の休みも終わり、仕事で夜遅く帰宅し、ダメだとわかっていても夜中に食事をすることも増えるだろう。

夜遅く食べると太る…それは言わずもがなだが、悪影響を受けるのは体だけではない。最新の実験で、記憶にも有害であることがわかったのだ。

記憶力低下の危険性

米カリフォルニア大学ロサンゼルス校の、Dawn H Loh氏らが行ったマウス実験で、夜遅く食事を摂ると、脳にダメージがあることが判明した。

同氏らは、習慣的に夜中に食事を摂っている人は、学習や記憶を司る海馬に悪影響を及ぼし、新しいことを学習したり、記憶を蓄積する能力が衰える危険性を指摘している。

実験では、マウスの食事時間を厳しく管理し、最も活動的な時間帯に食事をしたマウスと、眠い時間帯に食事をしたマウスの行動及び認識能力を比較した。

不快な体験を覚えていない

マウスの認識能力をはかる実験は、24時間前に電気ショックという、不愉快な思いをした部屋で行われた。

その結果、本来眠っているはずの時間帯に食事をしたマウスは、元気なときに食事をしたマウスに比べ、再びその部屋に入れられた際、恐怖のためフリーズすることなく動き回る傾向にあった。

つまり前者の方が、24時間前の不快な出来事を覚えていなかったいうわけだ。

海馬の生理機能狂わせる

また、海馬内の記憶形成に関わる分子を調べてみると、本来寝ているはずの時間に食事をしたマウスのそれは変化しており、同氏らは「食事のタイミングのずれは、海馬の生理機能を狂わせ、学習能力、記憶力に悪影響を及ぼす」と結論付けている。

今後は人間を対象とした調査研究が急がれるが、変な時間に食事をすると、体内時計はもちろん脳内時計も狂うので、注意が必要のようだ。

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