ずっとこうであってほしい…あまりにも大雑把なヨーロッパの国境になごむ

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四方を海で囲まれた島国日本では、昔も今も「国を超えるのは大ごと」という感覚が否めない。

しかし地続きで隣国と接しているヨーロッパでは、その境は思いの外簡単に超えられてしまう。

ヨーロッパでは国境は無きに等しい

特に1985年に結ばれたシェンゲン協定や、EUの拡大により、精神的にも物理的にも国と国を隔てる境は低い。

実際こんな感じである▼

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ごく普通の道を挟んで左側がフランス、右側がスイスとなっている。というか、道もほとんどなく申し訳程度にあぜ道らしきものがのびているにすぎない。

あまりに平和的、牧歌的な国境の写真を公開しているのは、パリ在住の写真家のValerio Vincenzoさん。

「平和な国境線(Borderline, Frontiers of Peace)」という名の作品群が、複数の海外メディアで紹介されるなどして、注目を集めている。

平和的な風景をいつまでも…

昨年来、シリアなどからの移民問題に揺れるヨーロッパで、国境を閉ざす風潮が高まる中、ValerioさんはGPSや現地の細かい地図を頼りに、敢えて「無きに等しい国境」を探し求めカメラにおさめたという。

一部ご紹介しよう。

フランス・ドイツ国境▼

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かつてはここに高い壁がそそびえていたのだろうが、今はわずかにこの部分を残すのみ。

ポーランド・リトアニア国境▼

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境はまったくわからない…。

スイス・イタリア国境▼

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一応、柵、みたいな…。

ドイツ・ポーランド国境▼

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ただの遊歩道ではないらしい。

更に国境の大雑把さは増していく。

ルーマニア・ブルガリア国境▼

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スロベニア・イタリア国境▼

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リトアニア・ラトビア国境▼

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スウェーデン・フィンランド国境▼

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フランス・イタリア国境▼

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ブルガリア・ギリシャ国境▼

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ブルガリア・ルーマニア国境▼

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ドイツ・オーストリア国境▼

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欧州諸国はここ数十年の間に徐々に開いてきた国境を、再び閉ざす方向へと向かうのか?

消えかかる国境線が醸し出す何とも平和な雰囲気を、今後もずっと味わっていきたいと願わずにはいられない。

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