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女子大生スナイパーがISISの兵士100人を殺害→その首に100万ドルの懸賞金かけられる

Joanna Palani/Facebook

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平和な日本において、「女子大生」と言えばどの様なイメージが湧くだろうか。

時に悩み苦悶しつつも、学業に恋愛に交友関係、サークルやバイトに明け暮れ、青春を謳歌する女子たちといったところか。

ISISと闘う女子大生

少なくとも「戦争」や「戦闘」「テロ」といったものからは、最も遠い存在と思われがちだ。

しかし、デンマーク出身の大学生Joanna Palani(23)さんは、こうした戦いと切っても切れない状況にある。

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Joannaさんはコペンハーゲンの大学で政治や哲学を学んでいたが、恵まれた環境を捨て、クルド人民防衛隊など、クルドゲリラ組織の一員として、イラクやシリアの最前線で戦う道を選んだ。

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難民キャンプからデンマークへ

Joannaさんは1993年、イラク・ラマーディーにある国連の難民キャンプで生まれた。家族が湾岸戦争で家を追われ、そこでの生活を余儀なくされていたためである。

彼女が3歳の時に家族でデンマークへ渡り、安全で快適に暮らす中、Joannaさんは9歳の時、初めて銃の扱い方を習ったという。これはクルド人として当然のことだそう。

大学を辞め中東へ

2014年、彼女は大学を辞め、ISIS及びアサド政権軍と闘う、クルド人に加勢するためイラクへ向かった。それから1年間イラクやシリアで戦いに従事することになる。

戦地で、ISISの兵士による幼い少女たちへの性的虐待の事実を目の当たりにし、「これは絶対に正しくない」という思いを強くしたという。

自身の生活や自由を投げ打ってでも、ISISの侵攻を阻み、ヨーロッパの安全を守ろうと、戦いの最前線でスナイパーとしての訓練を受け、ISIS兵狙撃の任に当たった。彼女が殺害したISIS兵の数は100人にのぼるという。

「よく訓練され、巧みに化学兵器を使用するアサド政権軍の兵士に比べ、ISISの兵士など殺害するのはたやすい」と、JoannaさんはBroadlyの取材に対し答えている。

若い女性たちに戦いの手ほどきをしたのもJoannaさんであった。

デンマークではテロリスト扱い

一方、第二の祖国デンマークでは、こうした行為が「テロリスト」として認識された。デンマークでは、自国民が中東のテロ組織に加わることを禁止しているためである。

翌年一時帰国した際、政府の命令でJoannaさんはパスポートを没収され、国外に出ることを禁じられた。しかし、昨年夏、彼女は極秘でシリアに戻り、再びISISとの戦闘に参加している。

このことについて、「渡航禁止令を破って申し訳ないけれど、ISISがクルド人にしたように、ヨーロッパの国々を脅かすのを指をくわえてみているわけにはいかない」と、JoannaさんはMail Onlineの取材に答えている。

現在彼女は、渡航禁止の命を破った罪で懲役2年の刑を言い渡されている。

ISISからも祖国からも追われる身

最初にシリアから戻る際、ISISはJoannaさんの首に、100万ドルの懸賞金をかけたという。その上、彼女はデンマーク当局からも追われる立場となってしまった。

「裁判で公式に私はISISと同類とされるなど納得できない。多くの人々を救うことができれば、何年でも刑務所に入ってあげるけれど、この国が未だ危険な状態にあるうちは捕まるわけにはいかない」とJoannaさん。

現在、数日毎に居場所を変え、身を隠す生活を送っている。

Joannaさんいわく、「ISISに殺される、もしくは捕まって性の奴隷にさせられるという恐怖もあるけれど、何より怖いのは女性として自由と自立を失うこと」だという。

実際にデンマーク国内で数人のイスラム教徒に襲われたこともあり、身の危険は覚悟の上、彼女は戦いをやめるつもりはないそうだ。

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