探検家・角幡唯介が語る「探検」と「冒険」の違いがカッコイイ

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角幡唯介氏と言えば、『空白の五マイル』で開高健ノンフィクション賞他二賞、『雪男は向こうからやってきた』で新田次郎文学賞、『アグルーカの行方』で講談社ノンフィクション賞受賞と、書く本書く本当たりを飛ばしている探検家である。

そんな角幡氏と『謎の独立国家ソマリランド』で講談社ノンフィクション賞を同時受賞した高野秀行氏は、共に早稲田大学探検部のOB。その二人が対談した本『地図のない場所で眠りたい』(講談社)が刊行された。

「探検」は土地の話、「冒険」は人の物語

本の内容は読んでのお楽しみであるが、その中で角幡氏は「探検」と「冒険」の違いについて、「探検はその場所がどうなっているかという土地の話、冒険は人の物語で主人公は自分であるというストーリー」という風に語っている。

言い換えてみると、「探検」は行った先がどうなっているかということが重要で、「冒険」はすごい所に行くその人が重要ということであろうか。

冒険家と言えば、真っ先に思い浮かぶのが故植村直己氏である。五大陸最高峰登頂や北極点単独行など、多くの到達困難な地点を目指し行動した植村氏自身がすごい人であり、その物語はまさに探検ではなく冒険なのだろう。

因みに『新明解国語辞典』(三省堂)によれば、「探検」は、“危険を冒して、未知の地域に踏み込み、実地に調べてみること”、「冒険」は、“危険を承知(不成功を覚悟の上)で行うこと”、となっている。

冒険家が探検家を兼ねることもあるだろうし、探検だけを目指す人、冒険だけが目的の人もいるだろう。こういった人々の肩書に注目してみるのも面白いかもしれない。

[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=mBgyebUiq1c[/youtube]

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