スマホの広告で総務省が新方針、通信速度は理論値でなく実測値で示せ

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総務省は携帯キャリア各社に、スマートフォンの通信速度を理論値ではなく、実測値で広告に表示するよう求める方針を固めた。

現在スマートフォンの広告ではLTEの高速性を前面に押し出すため、下り150Mbps(理論値)のような書き方をしている。

だが、理論値と実測値には大きな隔たりがあり、実際に150Mbpsが出ることはほぼない。

ベストエフォート型の名目で繰り返されてきた広告

下り最大○○Mbps(理論値であり、必ずしもこの速度が出ることを保証しません)のような書き方は、家庭用の固定回線でも用いられてきた。

紛らわしい表示ではないかという指摘は以前からあったが、通信会社は「ベストエフォート型です」の一言で、追究をかわしてきた。

ベストエフォートとは「最大限の努力」を指す言葉だが、実際には「サービスの品質は保証しません」の意味で用いられている。

今後は実測値と理論値を併記する形に

総務省は従来行われてきた理論値のみの表示から全国10都市、計1500箇所で計測した実測値の表示に切り替えるよう促す。

早ければ年末から適用される新表記では、携帯各社が計測した数値から、中央付近の数値を実効速度として表示される。理論値の併記も認められる。

これまで携帯キャリアは実態のない最高速度を争ってきたが、利用者が求めるのは安定した速度とつながりやすさではないだろうか。

新たなガイドラインの下で、より実態に即した方針へシフトすることが期待される。

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