目的は自撮り!テニスの全仏オープンで男が乱入

2015年05月25日 19時00分

2015年05月25日 19時00分

Flickr/Roman Boed
Flickr/Roman Boed

5月24日からテニスの四大大会のひとつ全仏オープンが開幕した。しかし、さっそく大会運営上の不備が取り沙汰され、関係者は頭を痛めている。

問題のシーンは世界ランク2位のロジャー・フェデラーが、ストレート勝ちで2回戦進出を決めた試合後に見られた。

試合後のコートに”自撮り男”が乱入

荷物をまとめコートから去ろうとするフェデラーに突然、ひとりの男が近づき“自撮り”をせがんだのだ。

男は図々しくもフェデラーの肩に手を回し、当たり前のようにカメラを操作し始める。

驚いたフェデラーは男を逆上させないよう強く突き放さず、「なぜセキュリティは誰も止めに入らないんだ」と、周囲にジェスチャーで訴えた。

ようやく気づいた警備員に捕まり男はコートからつまみ出されるが、試合後の会見でフェデラーは終始不機嫌だった。

前日の練習では子供たちが同じことをした

会見でフェデラーは「気づいたときには知らない男が近くにいて、写真を撮ろうとしていた。嬉しいとは思わなかった」と、はっきり不快であることを伝えた。

また「前日の練習中には、何人かの子供が駆け寄ってきた。今日はセンターコートで同じことが起きたんだよ」と、セキュリティの甘さはこの試合に限ったことではないと強調。

「選手を代表して言う。早急に何らかの対策を講じるべきだ」と要求した。

過去には試合中の乱入で刺された選手も

テニス界では1993年にモニカ・セレシュが、試合中に乱入してきた暴漢に刺される事件が起きた。セレシュは精神的な痛手から立ち直り、試合に復帰するまで2年かかった。

フェデラーの場合も、もし男の目的が写真撮影ではなく、持っていたのがナイフだったらテニス界の歴史に残る悲劇だったろう。

伝統のグランドスラムだがマナーの悪さが目につく

今回の全仏はまだ初日ながら観客のマナーの悪さが気になった。

たとえば錦織圭の試合。錦織がゲームカウント5-1とリードし勝利目前になった場面で、まだ試合が終わってないにもかかわらず観客は移動を開始した。

勝者のサインをもらうため場所取りに走ったのだが、これを見て「フランスでも錦織の人気はすごい!」と喜ぶ気分にはなれなかった。

こうした部分でも運営者は毅然とした対応をする必要あるだろう。

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