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意外とみんな歌える?地元民に愛される“県民歌”を調べてみた

青森県弘前市 出典元:青森観光情報サイトアプティネット

青森県弘前市 出典元:青森観光情報サイトアプティネット

県民歌といえば、長野県のほとんどの人が「信濃の国」を歌えることは有名です。

長野だけの珍しい事例と思いきや、実は栃木や茨城、さらに中学生が作詞した青森の県民歌も当地で浸透しています。

1、栃木県「県民の歌」

「とちの葉の風さわやかに」の七五調で始まる県民歌は、1962(昭和37)年12月に郷土愛を育むために制定されました。

ゆるやかなメロディーに、栃木の発展を願う詞を乗せています。

地元スポーツチームの試合や学校行事でよく合唱することから、長く県民に親しまれています。

日光市のJR日光駅 出典元:Photock

日光市のJR日光駅 出典元:Photock

現在、県公式サイトではカラオケ版やオーケストラ版、着メロなどなんと7バージョンがダウンロード可能。

さらに、誕生から半世紀を経た2013(平成25)年からは県内の民間企業の提案により、全国のカラオケで配信が始まりました。

県広報課によると、カラオケでの再生回数は少なくないそうです。

2、茨城県「茨城県民の歌」

「空には筑波白い雲」と、こちらも七五調で歌い出す県民歌は、1963(昭和38)年3月に発表。

茨城県の理想の姿を高らかに唱歌する内容で、学校行事や県庁の仕事始めなどで歌われています。

つくば市に立地するJAXA施設 提供:JAXA

つくば市に立地するJAXA施設 出典元:JAXA

県公式サイトでは、合唱バージョンの楽譜などをダウンロードできます。

3番にある「世紀をひらく原子の火」は、東海村で国産原子炉の開発が進んでいた制定時の時代背景をうかがえるフレーズです。

現在もつくば市に宇宙航空研究開発機構(JAXA)の施設が立地するなど、時の最先端技術が集まる県です。

3、青森県「青い森のメッセージ」

公式の県民歌としては、最も新しい2001(平成13)年1月に制定。

「あなたが花になれば 私は草になろう」という特徴的な歌い出しで始まり、美しい自然を表現します。

歌詞は公募され、当時、中学生だった女性の案が採用されました。

十和田市の奥入瀬渓流 出典元:青森観光情報サイト アプティネット

十和田市の奥入瀬渓流 出典元:青森観光情報サイトアプティネット

青森県のサイトで試聴できるほか、県庁でCDを無料配布しています。

現代的な曲調や県内のテレビ局で繰り返し流れたこともあり、短い期間ながら普及しました。

こちらも2014(平成26)年11月から、全国のカラオケで配信しています。

県民歌、多くの県でダウンロード可能

2016年5月時点で、44都道府県が県民歌を制定。2曲以上を定める県も少なくありません。

県民歌を定めていないのは大阪、広島、大分の3府県です。

多くの自治体では県民歌を広く知ってもらおうと、公式サイトで音楽データや楽譜のダウンロードをできるようにしています。

兵庫県マスコットキャラクター「はばタン」 出典元:兵庫県公式サイト

兵庫県マスコットキャラクター「はばタン」 出典元:兵庫県公式サイト

また、公式の県民歌ではなくとも、兵庫のマスコットキャラクター「はばタン」の「はばタンカーニバル」や、福岡の地元球団応援歌「いざゆけ若鷹軍団」など、現地の大半の人がメロディーを暗唱できる事実上の県民歌も存在します。

別の土地に移っても、たまには懐かしいメロディーを口ずさんでみてはいかがでしょうか。

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