アロマで認知症高齢者の医療費を減らせ!世界初、近畿大学の試みとは?

2014年05月13日 12時00分

2014年05月17日 08時17分

アロマを医療費削減へとつなげる近畿大学の試み
123RF

香りが私たちの生活にもたらす効果は計り知れない。一般的な感覚では、アロマテラピーによって「癒やしによって寝つきを良くする」「ふさぎ込みがちな時に気分を向上させる」といった使い方となるだろうが、近畿大学ではさらに突っ込んで、医療費削減を目的としたアロマセットの販売を開始している。

認知症の進行抑制に効果を期待できるアロマ

超高齢社会に貢献するアロマ

近畿大学

商品名は「ニンチプラス デイ&ナイトセット」(4320円/税込み、アットアロマで購入可)。商品名に”ニンチ”と謳っているだけあって、高齢者の認知機能に作用するアロマ商品となっている。

「ニンチプラス」は、認知機能の低下・異常によって記憶力や判断力が低下した高齢者、つまり認知症高齢者のためのアロマ。神経伝達物質の濃度異常を調節したり、脳内の酵素の働きをコントロールしたりといった、近畿大学が持つ特許が使われている。

これによって、「昼用」では日中の体内の働きを活性化させ、「夜用」では安眠へとつなげる効果を持たせているそうだ。

アロマが超高齢社会を救う一手となる!?

認知症では、本人が苦しむのはもちろんのこと、物忘れや幻覚・幻聴、徘徊、暴力・暴言といった諸症状によって家族も大きな苦しみを伴う。そうした症状をアロマによって軽減させることで、介護者となる家族の負担を軽減させ、ひいては増大する医療費の削減を目指すものだ。

超高齢化社会を爆進中の日本。高齢化率は25%に、認知症高齢者は500万人に迫ろうか(予備軍を含め)という勢いで、介護業界の人手不足や医療費の増大など、そこには多くの問題を孕んでいる。その解決への一手となるか!?

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