「もう全身ユニクロでもダサくない」錦織効果でユニクロの人気が急上昇中

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テニス選手の錦織圭が、アジア勢として初めてATPワールドツアー・ファイナルに出場した際の姿は記憶に新しい。

世界ランク1位のノバク・ジョコビッチと戦った準決勝では、その雄姿とともに、錦織、ジョコビッチ双方のウェアについているロゴが「ユニクロ対決」と話題になった。

錦織が着るから欲しいと売り切れ続出

アジア勢男子初の世界ランク5位となり、年間の獲得賞金が5億円を超えた錦織。

その錦織が着用しているおかげで、ユニクロのイメージが大きく変わりつつある。

夏の全米オープンの際、ユニクロは錦織が大会で着ていたポロシャツのレプリカを8月25日から発売したが、2週間もしないうちに完売したという。

20日に行われたユニクロの30周年感謝祭プレス発表会で錦織は「肌触りがいいので、部屋でも練習着でいることが多い」と明かしている。

また、錦織はユニクロのほか、日清食品とも契約している。日清食品のチキンらーめんのキャラクターがプリントされた「ひよこちゃんバッグ」を錦織が試合中に使っていたことから話題になり、ネットオークションなどでも高値がついた。

こうして「庶民的」なイメージも人気になっている錦織だが、ほかに高級ブランドのスポンサーも付いている。

錦織のスポンサーには高級ブランドも

錦織は20日にユニクロの発表会やイベントに出演したが、同じ日、高級車メーカーのジャガーが錦織の名を冠したスポーツカーの受注を開始し、こちらも話題になった。 

高級時計メーカーのタグ・ホイヤーとも契約しており、この夏には錦織の限定モデルが発売されたが国内では完売だという。

ユニクロの成長戦略に錦織が追い風に

ユニクロを運営するファーストリテイリングの柳井正会長兼社長は、「イメージ戦略に長けた人物」として定評がある。

こうした高級メーカーとユニクロが即座に結び付けられるということはないかもしれない。しかし錦織を介してつながることで、ユニクロのイメージが今後ますます変わっていく可能性はあるだろう。

柳井氏は2020年に売上高を5兆円にするという目標を掲げている。今年3月時点の約5倍にあたる額だ。

そうした中、錦織の活躍という強烈な追い風が吹いている。ユニクロと錦織の契約は2011年1月から始まり、2015年12月末まで。

「先見の明と決断力がある」とされる柳井氏が、契約した時点で、ここまでの人気を予測していたかのだろうか…。

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