京都府立大グループがエボラ出血熱の抗体を大量精製!「日本ってすごい」の声多数

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世界的な感染拡大が心配されているエボラ出血熱の抗体の大量精製に京都府立大大学院の塚本康浩教授(動物衛生学)のグループが成功した。

ダチョウの卵から大量に精製

ダチョウの卵から精製できるというこの抗体。これをスプレーにしたものが12月中旬に海外の空港で販売される予定だ。

ダチョウは傷の治りが非常に早いとされている。

塚本教授はその免疫力に着目し、ダチョウの卵から大量の抗体を取り出す技術を開発した。

これまでにも、新型インフルエンザが流行した際にはインフルエンザの抗体を精製。その抗体が入ったマスクなどが販売され注目を浴びていた。

医療従事者や空港で使用を開始

今回の研究では、エボラウイルスの表面タンパクを抗原としてダチョウに投与した。

その後、ダチョウの体内で抗体が作りだされ、そのダチョウが産んだ卵の卵黄から抗体を取り出して精製した。抗体は、ヒトの細胞に侵入しようとするウイルスのカギをブロックし、感染を防ぐもの。

抗体は治療にも応用できるが、感染を防ぐことを最優先とし、まず医療従事者や拠点空港での使用を始めるという。

他にも日本発の特効薬候補

現在、エボラ出血熱には完全に有効とされる特効薬はない。そうした中、これまで世界でエボラ出血熱の特効薬候補として注目されてきた薬が2つある。

一つはアメリカの「ZMapp」という薬。そしてもう一つが日本発の「アビガン錠」だ。

この薬は富士フィルムHD傘下の富山化学工業が開発し、今年3月に国内承認されたインフルエンザ治療薬だが、これがエボラ出血熱にも有効ではないかと期待されている。

日本の技術に称賛の声 

相次ぐ日本発の対応策に、ネット上では「日本すごい!」という称賛の声が多数挙がっている。

  • 日本のエボラ対策はスゴいな。半年前とは比べものにならないくらい対応策が作られている。
  • なにこれすごい… 日本凄い……
  • 京都府大、やるな!(^-^)
  • 日本、仕事早過ぎじゃないか?(・∀・
  • 尊敬!!
  • 日本人・・ってすごいや!目のつけどころが違うよ!
  • まるで日本が世界を救ってるようだな。研究者グッジョブ!
  • 日本がやれば、できる!!
  • WHOは全力で支援してあげて

画期的な研究に多くの期待が寄せられている。

11月には「アビガン」が海外で臨床試験

先行薬である アビガン錠は、すでにマウス実験での効果が公表されいる。

これまで、西アフリカから欧州に緊急搬送されたエボラ出血熱患者複数人に対し、緊急対応として投与されたこともあり、11月には海外での臨床試験に参加するという。

10月、富士フィルムは以下のようなニュースリリースを発表した。

11月中旬よりフランス政府とギニア政府が、ギニアでエボラ出血熱に対する「アビガン錠」の臨床試験を始める予定です。この臨床試験に対して、当社は「アビガン錠」と薬剤情報提供の要請を受け、フランス、ギニア、日本の関連当局と連携し協力していきます。

この臨床試験で「アビガン錠」のエボラ出血熱に対する効果や安全性が認められれば、より大規模な臨床使用が予想される。薬剤の提供要請も多くなるだろう。

それに備えて同社では、11月中旬から、エボラ出血熱向けとしての「アビガン錠」の生産を行うという。

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