ゾンビから逃げるのに一番いい場所は?米大学の研究チームが科学的に解明

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ゾンビに襲われないためにはどこに逃げればよいのか?

アメリカの大学の研究チームが解明

農場の家、フェンスに囲まれた家、コンクリートで固められた室内…小説や映画などのフィクションではお馴染だが、この課題に科学的に取り組んだ人たちがいる。

米国ニューヨーク州にあるコーネル大学の研究チームがこの課題に関する研究結果をまとめた。3月5日、世界で2番目に大きい物理学会「アメリカ物理学会」で発表する。

このチームはマックス・ブルックス(英語版)の小説『WORLD WAR Z』からヒントを得て、統計学、推計学、動力学などを使ってゾンビの集団感染がどのように起こるのかを研究した。

都市部から遠ければ遠いほど感染しない

ゾンビ・モデルの推計から導き出された、最適な逃げ場所はずばり…カナダ国境のグレイシャー国立公園かカナダのノーザンロッキー。

つまり、都市部から遠ければ遠いほど感染しない。とにかく人の少ない田舎に向かって走れということらしい..。

科学的にシミュレーション

その理由を、研究チームの一人、アレックス・アレミさんはこう語る。

「フィクションなどではゾンビの感染は一気に広がって、あっという間にゾンビでない人間はわずかになるという印象ですが、実際にゾンビ・モデルでシミュレーションしてみると、人口が少ない場所では感染はゆっくりになり、感染率が低くなります」

また「人口が多い場所でも、感染が一気に広がって噛む人間が減れば、感染の速度はおそくなります」

現実の感染症対策につながる研究

権威ある学会で発表されるからには、もちろん興味本位の研究ではない。

なぜゾンビを研究モデルにしたのかということについてアレミさんは「ゾンビの感染を避けるテクニックは、現実にある様々な感染症を避けるテクニックにつながるからです。面白いのも確かだけど」と答えている。

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