レズビアンの母2人に育てられた女性が「ゲイの結婚に反対」を表明

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flickr_Preety1996

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ゲイである2人の母に育てられた米国の女性がウェブマガジンに寄稿したエッセイが話題になっている。

「あなたの子どもたちは傷ついています」

ヘザー・バーウィックさんの「Dear Gay Community: Your Kids Are Hurting(ゲイのコミュニティの皆さん:あなたの子どもたちは傷ついています)」と題したエッセイだ。

バーウィックさんは現在30代。男性と結婚し4人の子どもを育てている。

20代までゲイの結婚を擁護していたが一転、反対意見に

20代まではゲイの結婚を擁護していたバーウィックさんだが、「FEDERALIST」に掲載されたこのエッセイは「ゲイの結婚に反対」であることをカミングアウトする内容だった。

エッセイは「ゲイのコミュニティの皆さん、私はあなたたちの娘です」で始まる。

理由は「ゲイだから」ではない

そして「私はゲイの皆さんの仲間だと思っています。あなたたちからたくさんのことを学んだし、勇気を持つこと、共感すること、人の話に耳を傾けること、そしてダンスを教わりました」と綴っている。

しかしその上で「私はゲイの結婚には反対です。でもそれはあなた方が思うような理由ではありません」と語る。

そして「あなた方がゲイだからではないのです。私はあなたたちのことをとても愛しています。ただ、同性カップルの本質の問題なのです」と続ける。

自分の子供たちの姿を見て「伝統的な結婚の美しさ」を実感

バーウィックさんは、今、自分の子供たちが父親に愛され、父親を愛している姿を見て「伝統的な結婚の美しさと賢明さを感じている」と語る。

そしてバーウィックさん自身は幼いころから父親がいないことで心に穴が開いていたという。「私は母のパートナーを愛していました。でももう一人の母親は、父親の代わりにはなれないのです」

両親に心の辛さを話すことができない子どもたち

そして、ゲイのカップルの子どもの多くが、これまで、両親が離婚した子どもや養子に出された子どもと違い、辛い気持ちを自分の両親に話すことができなかったと語る。

「いろいろな理由があると思いますが、何を言っても聞いてもらえないと感じるからです。あなた方は聞きたくないのです。私たちがそれを言うと、無視されるかゲイ嫌いのレッテルを貼られるかのどちらかでした」

「話し合う必要があるのです」

このエッセイをバーウィックさんはこう結んでいる。

「難しい話し合いだとは思います。でも話し合う必要があるのです。このことを話し合える人間がいるとすれば、それは私たちでしょう。それをあなたたちが教えてくれたのです」

D&Gの同性カップル結婚反対の意見にも賛同

先日、高級ブランドドルチェ&ガッバーナのデザイナーが同性のカップルの養子縁組に反対するコメントをして議論を呼んだ。

エルトン・ジョンなどが反論しているが、バーウィックさんはD&Gに対して手紙で賛同の意思を示したという。

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