「15年後にはニュース記事の9割を人工知能が書いている」研究者が予測

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人工知能の進歩は日進月歩。コンピューターがこなせる人間の仕事は次々と増えている。

それはジャーナリズムの世界でも同様のようだ。

コンピューターが書いた記事をメディアに提供

コンピューターを使ってデータから文章を作成する研究をしているNarrative Science社によると、すでにコンピューターが書いたスポーツや経済関係の文章がメディアや企業に提供され、世間に出回っているという。

Quillと名付けられたこの人工知能「記者」は、蓄積されたデータをもとに、重要な事柄を判断し、それを記事にしていく。

読む人に合わせた記事を書くことも

しかも、記事を読む対象の興味や用途に合わせて、1つの事柄を様々な書き方で記事にできるという。

例えば野球の記事なら、同じ結果でも、読む人のひいきのチームに合わせてそのチームの内容を多く盛り込むといったことらしい。

人間が書いたものと「差はほとんどない」

しかし、コンピューターが書いたものだと読者は気づかないのだろうか?

スウェーデンの教授が、スポーツの記事で、コンピューターが書いたものと人間が書いたものとを比較するブラインドテストを行ったところ「ニュアンスの違いはあるが、内容的に差はほとんどない」と結論付けたそうだ。

Narrative Science社は、2030年にはニュース記事の9割はコンピューターが書くことになると予測している。

人を感動させる文章を作り出す日も近い

さらに、今後の開発で「人を感動させる内容」の文章を書くことも可能になるという。

同社のクリス・ハモンド氏はこう語る。「コンピューター自身が感情を持っていなくても、どんな言葉や文章が相手の感情を刺激するのかというデータを使うことができる。それを駆使すれば、感動的な文章を作り上げることも可能です」

今この瞬間も進歩し続けている人工知能。あなたの目に触れている文章も、すでにコンピューターが書いたものなのかもしれない。

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