「資産」として競売にかけられる警察犬、元相棒が買い取りに名乗り

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様々な場面で人間と協力して事件の解決に力を尽くす警察犬。

引退後はどのような“余生”を過ごすのだろう?

競売にかけられる警察犬も

国や地域によって様々な規定があるが、訓練所で過ごしたり、一般家庭に引き取られたりすることが多いようだ。

しかしオハイオ州で、1頭の警察犬が州の「資産」とみなされ、競売にかけられることになり、注目を集めている。

この警察犬は、オハイオ州マリエッタ市の警察に“勤務”していたアヤックス。

元相棒が買い取りを申し出

アヤックスには4年間共に過ごした相棒がいる。元警官のマシュー・ヒッキーさんだ。

ヒッキーさんは警察犬のハンドラーとしてアヤックスと組んでいた。

警察を引退したヒッキーさんは、自分とともにアヤックスも引退させ、自分の家に迎えようと考えていた。

マリエッタ市の警察に新しい警察犬が加わり、アヤックスの引退のおぜん立ては整った。

ヒッキーさんは買い取るために3500ドルほどの資金も用意したそうだ。

「資産」として競売に

しかしそんなヒッキーさんの思いをよそに、オハイオ州の「規定」によって、アヤックスは競売にかけられることになった。

市はアヤックスを「資産」とみなし、「規定は規定。例外は認められない」として、ヒッキーさんの申し出を拒否した。

アヤックスが「資産」とされたのは、アヤックスがあと数年働ける状態であったかららしい。

もしアヤックスがもう少し年を取っていれば、1ドルで買い取ることも可能だったようだ。

市役所に世界中から問い合わせ

このことがネットやメディアで話題になり、同市には世界中から問い合わせが寄せられているという。

また同市のFacebookにも地元から「正義はどこに?」といった批判が殺到。

同市では「ご意見は読ませていただいていますが、Facebookのコメントでは決定機関に声が届きません。eメールでご連絡ください」と投稿した。

Your voices are being heard and your comments are important. All posts that have been received have been passed on;…

Posted by Marietta Ohio on 2016年1月29日

対処に苦慮しているようだ。

クラウドファンディングで支援

ヒッキーさんを支援しようとクラウドファンディングも設立された。

3日間で、3500ドルの目標額を大きく上回る、約57,000ドル近くが集まっている。

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オークションの日程はまだ決まっていないが、関係者は2月ごろを見込んでいる。

クラウドファンディングへの寄付のうち、競売で使われなかった額はすべて警察犬チームの防弾チョッキ代として寄付されるという。

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