亡くなった息子の心音が少女の胸に…ドナーの母の涙が切なく美しい

Text by

  • 1
Facebook/ Donate Life Arizona

Facebook/ Donate Life Arizona

小さな少女の胸元に聴診器をあてて涙する女性…。アメリカ・フェニックスの病院でのそんなシーンが話題になっています。

7か月で落とした命

ヘザー・クラークさんの息子、ルーカス君は2013年、7か月でその短い命を終えました。

クラークさんは、ルーカス君の心臓をドナーとして提供。

その心臓を移植されたのが、この少女、4歳のジョーダン・ドレイクちゃんです。

ジョーダンちゃんの胸に当てた聴診器で心音を聞いたクラークさんは、あふれる涙が抑えられない様子。

「とても力強い音だった。息子がすぐ傍にいると感じたわ。息子はジョーダンちゃんとともに生きているのね」と、思いを語りました。

提供した時はとても辛かった

ルーカス君は家族以外の者による虐待で亡くなったと見られているそうです。

病院で臓器提供を決断した時は辛かったと語るクラークさん。

「もう息子の臓器はどうすることもできないのだから、誰かの命を救うために使ってもらおうと思ったの。でもいざ承諾書にサインしたら、私のベイビーが本当に逝ってしまったと感じて本当に辛かった」

しかし、今回、ジョーダンちゃんに会ってみて「ルーカスがジョーダンちゃんに生きるチャンスを与えることができた。きっと空から見ている」と思えたといいます。

Facebookで互いを探し出し…

ジョーダンちゃんは僧帽弁逆流症という心疾患で、1歳3か月の時に移植が必要と診断されました。

ジョーダンちゃんの母、エステル・ゴンザレスさんは「提供者が見つからないかもしれないと思ってすごく怖かった」と振り返ります。

そして「ヘザーはとても悲しくて辛い時に大きな決断をしてくれた。勇気があって無償の愛をもつ素晴らしい人。彼女と息子さんに本当に感謝しています」と感謝を口にしました。

移植後、ゴンザレスさんとクラークさんは、情報がない状況から互いを探し出し、昨年12月の感謝祭にFacebookでやっとコンタクトが取れたそうです。

この対面の1週間前、クラークさんはFacebookに「またルーカスの心臓の音が聞けるわ。ジョーダンちゃんを抱きしめていっぱいキスしちゃう!」とコメントしています。

 

One week from today I will be listening to Lukas’ heartbeat once again. I will be holding Jordan in my arms showering…

Posted by Justice For Lukas Scot on 2016年1月22日

ゴンザレスさんは、クラークさんとの関係について「お互いに色々話して愛情を感じている。同じ命とともに生きているんだもの」と話しています。

ジョーダンちゃんはまだ、ルーカス君のことについてよく理解はしていないようですが、もう少し成長したら、ゴンザレスさんとクラークさんが一緒に説明するつもりだそうです。

Posted: |Updated:

Text by

注目の記事

前の記事を見る

次の記事を見る

Ranking