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着地したあと自然に還る…アメリカ国防機関が投資した「片道切符」のドローンがすごい

Otherlab

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ドローンによる配送や軍事利用などの研究は日々進んでいるが、今の研究課題の一つが「片道切符」のドローンだそうだ。

医療や軍事用に期待

戻ってくることを考えなければ同じバッテリーでも2倍の距離を飛ぶことができる。

離島に薬や器具を届けるなどの医療目的、また、偵察や戦地への物資供給など軍事目的での利用が期待されているという。

そこでアメリカの国防総省の機関「国防高等研究計画局(DARPA)」が投資して開発されたのがこちらの段ボール製ドローンだ。

「チームの航空力学研究グループは自動の航空機デザインの可能性に挑戦しています」

開発を担当したサンフランシスコの研究チーム「Otherlab」によると、このドローンは頑丈な段ボールでできていて、最大88㎞ほど飛ぶことができ、目的の場所に正確に着地させらるという。

飛行中の飛行機からの発進も可能。

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このドローンを上空の1台の飛行機から数百機発進させれば、薬などの必要物資をカリフォルニア州ほどの面積に一気に届けられるとのことだ。

数日で土に還る素材

この段ボールは地面に着地すると数日で土に還るという。

モーターやローターもついていないため、すべてが生物分解され“消滅”するのだそうだ。

現在のところ、運べるのは1㎏だが、今後の開発で10㎏くらいは運べるようになるはずだという。

また一般的な運送手段に比べ低コスト、短期間で制作できるのもメリット。

運ぶものに合わせて大きさを変えて設計することもできる。

さらにたたんで収納し、必要な時に組み立てることも可能。

今後は市場への展開も

DARPAは他にも“消滅する”電子デバイスの開発も進めているという。

これは、戦地で最新技術が敵の手に落ちないようにするためだそうだ。

Oheerlabでは今後この段ボールドローンの技術を市場に展開することも考えているというから、用途はもっと身近なものにも広がるかもしれない。

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