月がなかったら地球は死の星だった?衛星の重要な役割が明らかに

2014年08月09日 15時30分

2014年08月09日 15時30分

flicker_Juan Jose Ferres 「夏」
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最近の研究で、生命体が存在する惑星の傾向が明らかにされた。

ワシントン大学とアリゾナ大学の研究者たちによって発表された研究によると、地球外生命体は衛星を伴う惑星に存在する可能性が高いという。

この研究は「Monthly Notices of the Royal Astronomical Society」の2014年7月号にて発表された。
どうやら地球も、月がなかったら、生物が存在できる星にはならなかったのかもしれない。

衛星が惑星の冷却化を止める

惑星は年をとるごとに温度を低下させる。

これは惑星の核の部分が凝固し、惑星内で熱を生み出す活動が沈静化するためだが、この現象が起こると空気中の二酸化炭素の調節が難しくなり、生命体の生存に適さない環境が生み出される。

しかしながら、衛星を持つ特定の惑星では、この冷却化現象を一定のレベルでとどめることができ、生命の生存に適した環境を保つことにつながるのだそうだ。

タイダル・ヒーティングの働き

これは衛星の重力によって引き起こされる「タイダル・ヒーティング」と呼ばれる現象によるもの。

タイダル・ヒーティングとは、衛星の引力によって惑星の形状が微妙に変化する際に起こる摩擦熱によって惑星の温度が上昇する現象のことで、地球と月の間でも同様の現象が起こっている。

そのため、研究では今後地球サイズの惑星が発見された場合、衛星の有無を確認することが生命の居住適正を調査する上で大きな役割を占めるだろうとしている。

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