大麻はやっぱり危険だった。依存性や人体への影響が明らかに

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Freepik/atroszko

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日本では依然として違法なものの、オランダやアメリカのいくつかの州などでは個人の嗜好品としての携帯も認められている大麻。

世界各地で繰り広げられている大麻合法化の活動の中では「タバコと違って有害ではないのだから合法化すべきだ」という意見も聞かれるが、その主張に真っ向から対立する研究が発表された。

大麻の悪影響を指摘する研究結果

この研究は世界保健機関でアドバイザーも務める英キングス・カレッジ・ロンドンのWayne Hall教授が1993年から2013年までの間に行われた大麻の研究の数々をまとめて発表したもので、大麻合法化のために活動している人たちにとっては耳を塞ぎたくなるような大麻の影響が明らかにされている。

この研究では「青年期から大麻を日常的に使用すると6人中1人が大麻への依存症になる」や「青年期から成人期まで日常的に大麻を使用すると知力の発達を妨げる可能性がある」など、比較的幼いうちから大麻を使用すると悪影響が出やすいことが指摘された。

その他にも大麻が引き起こす悪影響として「大麻の影響下で運転すると交通事故を引き起こす可能性が2倍になる」や「大麻を日常的に使用すると統合失調症などの精神疾患にかかる可能性が2倍になる」などが挙げられたほか、大麻の使用をやめようとする人の多くは不眠症やうつ症状、さらに不安感や食欲の乱れなどに襲われることも指摘されている。

安全なイメージが蔓延の原因

この研究でHall教授はどれだけ大麻を摂取しても致死量に達することはまずありえないとしているが、そのことによって大麻に「コカインやヘロインよりも安全だ」というイメージがついてしまっていることが大麻使用の蔓延に結びついているとしている。

アメリカでは大麻を完全合法化した州のほかにも限定的に医療目的の大麻所持を合法化した州などがあり、大麻ビジネスがもたらす経済効果の大きさに期待が集まっていることもあって大麻合法化の波は広がっている。

だが、今回Hall教授によって発表された研究結果を見てみると、今後アメリカで見られるような大麻合法化の流れには健康面の懸念から疑問符が投げかけられそうだ。

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