牛肉などの赤身に発ガン作用がある可能性が指摘される

Text by

  • 0
Flickr / ornello_pics

Flickr / ornello_pics

ガン発生の原因となる食品は多数存在しているが、動物の赤身に発ガン作用がある可能性が指摘された。

牛肉や豚肉に発ガン作用か

米カリフォルニア大学のAjit Varki教授が率いるチームによって行われた研究によると、牛肉や豚肉、ラム肉などには人間の体内に存在しないNeu5Gcと呼ばれる糖分子が多く含まれているという。

そのため、人間がこれらの肉類を食べるとNeu5Gcに対して免疫システムが反応し攻撃を行うため体内で炎症が起こり、これを長い期間続けるとガン腫瘍の発生原因となるそうだ。

さらに、牛乳や特定のチーズ、魚の卵などにもNeu5Gcは含まれるため、これらを口にしても免疫システムが赤身の肉を食べた時と同じ反応を示すため注意が必要だとされている。

Neu5Gcは人間を除くほとんどの哺乳類に見られ、他の肉食動物に対して人間がガンになりやすいのはこのNeu5Gcの欠如が一因だとみられている。

これまでの研究とは大きく異なる結果に

以前にも肉を食べることによる発ガン率の上昇は指摘されていたが、それは肉をグリルする際に発がん性物質が発生するためだと考えられていた。

しかしながら、魚や鶏肉をグリルした際に発生する同様の分子には発ガンリスクを高める働きがなかったという。

研究者らは、これら以前の研究に今回の研究をあてはめてみると、魚や鶏肉を食べても発ガンリスクに影響が見られなかった点は両食品がNeu5Gcをほとんど含まないという点から説明することができ、肉を食べた際に発ガンリスクの上昇が見られたのはNeu5Gcが多く含まれていたためで、調理法に影響されたものではなかったということが考えられるとしている。

Posted: |Updated:

Text by

注目の記事

前の記事を見る

次の記事を見る

Ranking