スマートフォンやPCの光で睡眠障害に?

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電球など数々の発明で知られるトーマス・エジソンはかつて「電気の光は健康に無害であるし、安眠を妨げることはない」と書いた。しかし睡眠の専門家に言わせれば、 実のところ人工光は安眠に対して最悪な部類に入るそうだ。

ハーバード大学医学部で睡眠医学を専門にするCharles Czeisler教授は「日没後に人工光を浴びることは睡眠不足につながる。特に子どもの睡眠不足はADHD(注意欠如・多動性障害)に間違えられる可能性がある」と警告している。さらにラップトップPC、タブレットPC、スマートフォンの普及と省エネ照明の採用によってこの傾向は悪化の一途をたどっている。最近のスマートフォンやPCに用いられているLEDの液晶画面は短波長の青色の光を多く含み、この波長が概日リズム(1日周期の生理サイクル)をよりひどく乱すためだ。

「悪循環の結果として、多くの人々が夜中にメールをチェックし、課題をこなし、テレビを観る。夜中だということに気づくことすらできない。現代の技術によって自然な24時間の生体サイクルからかけ離れてしまって、眠る時間がどんどん遅くなっている」と教授は説明している。

ただし、別の専門家からは異論も出ている。英国ラフバラー大学の睡眠研究センターのJim Home教授は「英国の成人の睡眠時間と質についてこの20年間でひどくなっているという証拠はない。(中略)最近のテレビ、PC、スマートフォン、携帯ゲーム機のLEDの照明が問題なのではなくて、これらのメディアが流している刺激的なコンテンツがより強力な睡眠抑制効果を与えていると思う」という見解を示している。

いずれにせよ、布団の中でもこれらの液晶画面を持つ機器をいじっていては、睡眠障害からは逃れられそうにない。そんなあなたにより快適に眠るためのTIPSを紹介しよう。

  • 体に合うよいマットレスを使う。
  • 完全な暗闇にする。もし必要なら暗幕やアイマスクを使う。
  • 部屋の温度管理をする。16~18度が理想的。
  • 雑音を出すものを寝室に置かない。
  • 寝室にテレビやPCをなるべく置かない。
  • ケータイやLEDディスプレー付きのもの(時計など)の電源を消す。
  • 寝室は書斎やリビングルームの延長ではなく、眠るのとセックスのためだけに使う。

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