ヒトより先に道具あり?ケニアで史上最古の石器が発見

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Flickr_Don McCullough

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アフリカ・ケニアの遺跡でこれまで最古の石器が発見されたことが今月報告され、学会を沸かせている。この「道具」、鑑定によればなんとヒトの登場以前に使用されていたということになる。

ヒトより古い石器、ケニアで発見

この発見の報告者はストーニーブルック大学のSonia Harmand氏ら。ケニアのトゥルカナ湖西部、ロメクウィの遺跡で見つかった石片をサンフランシスコで開催された考古学会で紹介し、それらがおよそ330万年前、意図的に道具として使われていた可能性を示唆した。

もしその主張が正しければ、史上最も早い時期での道具の使用が確認されたことになる。最古のヒト属とされるホモ・ハビリスの登場が早くても280万年前というから、「人間」より先に道具があったというわけだ。アウストラロピテクスなど、いわゆる猿人がすでに道具を用いていた可能性が浮上してきた。

猿人のテクノロジーに新名称

これまで最古の道具とされてきたのはエチオピアのゴナで発見されたいわゆるオルドワン石器で、およそ260万年前のものらしい。今回発見されたロメクウィの石器はそれと似ているが、より大雑把な作りで、研究者たちによって「ロメクウィ技術(Lomekwian technology)」という名称が提案されている。

ヒト登場以前に道具が存在した可能性についてはこれまでも学会報告はあったが、専門家の審査を耐えるものではなかったようだ。今回の発見からさらなる解明を期待したいところである。

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