【試食】吉野家がひっそりと牛皿専門店をオープン、原料が同じなのに味の違いに驚く!

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吉野家の看板メニューといえば牛丼で「牛丼は頼んだことはあるけど牛皿は頼んだことがない」という人も多いはず。

そんな吉野家が、西新宿にあった店舗を改装して牛皿をメインにした新業態店舗「吉野家 牛皿一丁 西新宿8丁目店」を12月1日にオープンした。

このお店では、吉野家で出している牛丼の具を小さな皿に盛って、ごはんや味噌汁とセットの定食として提供し、サイドメニューも違ったものを置いている。

なんといっても気になる点は「牛皿は吉野家の牛丼と味がどれくらい違うのか、そもそもこの業態って意味あるの!?」という点。その疑問を解決するべくお店に行ってきた。

場所は新宿

牛皿一丁は西新宿の駅から歩いてすぐの場所にある。看板の横には小さく「吉野家」との表記が確認できる。

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吉野家を改装して作った店舗のため、店内の雰囲気は吉野家そのもの。

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店内のポスターには牛皿で提供する理由が書かれている。

江戸時代は「大盛りは野暮」と考えられており、小盛を好みの量で注文し、さりげなく、さっと食べて引き上げるのが粋とされていたとのこと。ちなみに、牛肉は江戸時代あまり一般的ではなかった。

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メニューは「重ね牛御膳」が三枚盛(税込580円)から五枚盛(税込880円)まで用意されており、選りすぐりの肉を使ったという「牛皿”別選”(税込250円)」や牛そぼろを使った「かけだし(税込150円、プラス100円で御膳の味噌汁との交換も可)」、江戸味噌を使ったという「大根煮(税込150円)」などが用意されている。

玉子や生野菜といった吉野家で取り扱いがあるメニュー、八海山といった吉野家で扱っていない日本酒が置かれている。重ね牛御膳の他に、朝定食を用意しており、1月からは牛すき鍋膳や弁当も発売予定だそうだ。

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待望のメニューが到着!味は?

まずは重ね牛御膳を玉子付きで注文してみた。吉野家で牛丼を頼むよりは提供に時間がかかった印象だが、3分と時間はかからなかった。

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牛皿は3段重ねになっている。「一つの皿でもいいのではないか……」という疑問も持ちかねないが、1枚目はそのまま、2枚目は玉子にくぐらせ、3枚目はごはんにのせて、かけだしでお茶漬け風にして食べるのがおすすめらしい。

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おすすめ通り1枚目はそのまま食べてみる。原料が同じなので、吉野家でいつも食べる牛丼の具と同じと思って食べたが、しょうゆの味が強く感じられ、牛丼独特の香りが薄い印象。

牛丼として牛肉を食べると、ごはんと一緒なので塩気を強くは感じないが、単体で食べるとやや塩気が効いていて、お酒のおつまみにもなりそうな味。牛丼の方が器の構造的に香りが立ちやすいが、皿で食べるとそこまで香りが立たないようだ。

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牛丼同様に牛皿と玉子の相性はバツグンで、よりコクのある味わいになる。ただ1皿に玉子1つは多く、余ってしまった。

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かけだしと別選は絶対頼むべし!

続いてかけだしを注文して、3皿目の食べ方にチャレンジ!吉野家の居酒屋形態店舗「吉呑み」ではこのメニューに似た「牛すい」を扱っているが、豆腐や牛肉といった原料が同じで見た目が少し似ている。

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牛皿をご飯に載せて食べると、味はやはり牛丼そのものだった。ただ、皿に取り分けられて提供されるため、吉野家よりも高級感がある気がしなくもない。

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かけだしをごはんの上にかけてみる。結論からいうとこのかけだし、相当ウマい!牛肉のエキスが汁にたっぷり溶けだしており、ほのかに魚介だしの味を感じ、どんどんと箸が進む。御膳の味を十二分に楽しむために、このお店に来たらかけだしは絶対に頼むべきだ!

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せっかくなので、通常の吉野家には置かれていない牛皿“別選”と大根煮も頼んでみた。

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脂身と赤身のバランスが良い「牛皿“別選”」は、肉が厚めに切られており、牛肉の味が前面に押し出されていて牛皿との味の違いに驚く。

これはごはんに載せても、つまみにしても間違いない!現状この店舗でしか食べられないので、訪れたらこれも頼んだ方が良い!

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大根煮は味噌がよくしみ込んでおり柔らかい。色の濃い見た目に反して塩加減や甘みもちょうど良く、上にのっている唐辛子がいいアクセントになっていた。

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食べ終わって思ったのは、牛皿を御膳で注文すると、丼一つで提供されるわけではないので、一品一品の個性がより強く感じられるということ。

原料はほぼ同じでも、提供方法が違うとかなり異なる印象を受ける。牛丼と重ね牛御膳の違いは、天丼とてんぷら定食の違いや、ラーメンとつけ麺の違いというと分かりやすいかもしれない。

吉野家では牛丼が380円ということを考えると、牛皿一丁ではスタンダートメニューの「重ね牛御膳」が580円に設定されているので、高く感じる人も多そうだ。

しかし、かけだしや別選といったメニューも用意されており、味を変化させたり、幅広いバリエーションで牛肉を味わうことができるので、筆者はこの業態を支持したい。

現在試験段階ということもあり、吉野家の公式ホームページにもこの店の存在は告知されていないが、この店がヒットすればこの業態が増えることもあるかもしれない。

現在玉子と牛皿の無料券も配っているので、興味がある人は1度行ってみてもよさそうだ。

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