職場に犬がいると従業員の生産性が向上し、連帯感が生まれると判明 米調査

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flickr_wee(n)faerie

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同僚とのコミュニケーションや全体のチームワークの向上など、職場環境の改善を目指しているのであれば、犬を連れてきてみてはどうだろうか?

日本では、介護施設や老人福祉施設などでは犬や猫が飼われているが、職場ではまだ稀だ。しかし米国では犬同伴で出社が許されている会社は多く、連邦議会にさえ入れる。裁判所では、証人が証言台に立つ際、犬により気分をリラックスさせる試みもあるという。

米国バージニア州にある大学の研究者、Randolph Barker氏は犬同伴が許されている会社で、社員が経験するストレス度を14年間にわたり研究してきた。

従業員500人ほどを犬同伴とそうでない2つのグループに分けて行った研究結果によると、始業時では両グループのコルチゾル値(ストレス度を示すホルモン)は同じだったのが就業時間までに、犬無しの従業員の値は犬同伴従業員に比べて遥かに高いことがわかった。

そして、犬がいることにより生産性が向上、会話のきっかけや連帯感が生まれ、従業員の仕事に対する満足感も上がったという。

犬を飼っていない人でも80%以上が職場での犬の存在にネガティブな感情は無いと回答しており、犬による『癒し』効果を感じているようだ。

これに関連した別の研究では、犬と人間との関係が密接になることによりオキシトシンというホルモン値が上昇するという結果がでている。これは母親が赤ちゃんに授乳するときに出るホルモンと同じで気分がよくなることに関係しているらしい。

職場の犬でも、家のペットでも犬は人間を見下したりしない。みんなから無視されても犬は自分のいうことを「聞いて」くれる唯一の存在だ。ストレス解消になり、人間関係が円満になるならこれは安価な投資ではないだろうか。

といっても、日本の場合は公共施設による通勤が圧倒的に多いのが現実。米国とは事情が違うようである。

Rose Hoare

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