スタートレックの世界が現実に 100年以内の星間飛行を見据え、巨大宇宙船の開発計画が始動開始

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Adrian Mann/British Interplanetary Society

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100年以内に別の星に人間を送り込むという壮大なビジョンに向け、巨大な宇宙船の開発計画が始動を始めた。米軍の基金を元に設立された“100年のスターシップ・プロジェクト”はクリントン前大統領がシンポジウムの名誉議長として名を連ね、すでに潤沢な資金を調達している。来週にも会議を行い、膨大な作業を開始するという。1992年に黒人女性として初の宇宙飛行士となったメイ・ジェミソン元宇宙飛行士が、プロジェクトの最高責任者に任命された。

「我々は、時間と空間を超えた旅に乗り出します」と彼女は語り、「芝居がかった言い方に聞こえるかもしれません。でもそれだけプロジェクトが歴史的だということ」と続けた。

プロジェクトは、恒星間宇宙ミッションなどの長期的なプロジェクトの調査のために、国防高等研究計画庁が用意した50万ドルもの契約からスタートした。非営利団体の恒星間イカロスやエンタープライズ開発のための財団(FED)と提携し、前者はデザインや星間飛行に成功するための技術基盤を整える作業を担当している。

ただし乗り越えるべき壁は高い。リストには、革命的なエネルギー生成、貯蔵および制御システム、先進的な推進システムの開発に加え、自動制御機構や生命維持システムの抜本的な進歩、人間の成長や健康、行動やトレーニングの新しい洞察の構築が連なっている。同時にロボット工学や機械による自動操作、インテリジェントシステムや製造技術の進歩なども必要となる。

「月や火星で太陽系内での存在を示した人類は、これらを踏み石として、さらに外の宇宙へと飛躍していくことでしょう」と、サイトで語られる言葉からは夢が広がる。

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