【仕事と育児】病児の看病で仕事を休む親の心的ストレスが明らかに 

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Flickr_skeeter_turkey

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これからの季節、両親とも働く小さな子供のいる家庭では、家庭に病気を持ち込まないための努力が欠かせないことだろう。ひとたび子供が病気に罹れば、保育所では病児の預かりができないため、どちらかが職場を休まなくてはならないからだ。このことがワーク・ライフ・バランスの重要な課題となってきていると、この程アメリカで調査が行われ、その結果が発表された。

調査は保育施設に5歳未満の子供を預けている親に仕事や収入について質問を行い、得た回答310人分を分析したもの。それによると、親たちの半数は昨年度に病児の世話のため仕事を休んでおり、うち4分の1は3日以上を費やした。有給を使い切っても足りなかった人は他に31%いた。また全体の3分の1の親は、病気の子供を世話するため仕事を休むことで、仕事を失う心配や収入について懸念を持っていることが明らかになった。

調査を行ったミシガン大学では、「アメリカで40万人の労働者が適切な有給病気休暇手当を欠いている」と推察している。8%の親は仕事をこれ以上休むことを怖れ、時間外に緊急治療室に連れて行ったことを明かした。

病児を預かれる施設や職員の教育など、子供が家にいなければならない場合の安全で適切なシステムを整える必要があります」と、ミシガン大医学部のデイビス助教授は語った。この調査結果が、労働者に必要なツール整備に向けて、議論を展開するきっかけになって欲しいと思いを述べている。

状況は日本に於いても、似たり寄ったりと思われる。安心して病児を任せられる機関や、社会や企業の取り組みが待たれるところだ。

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