【米大研究】赤ワインは前立腺がんにもいい仕事をすると判明 放射線治療の効果を大幅にアップさせるらしい

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赤ワインやブドウの皮に含まれる成分が、前立腺がんの治療効果を上げることが明らかになった。乳がん患者の生存率にも好ましい影響を与えることがすでに判明しており、これで男女ともに赤ワインの恩恵に与れることとなる。

レスベラトロールと呼ばれる化合物は、これまでに心臓血管の健康や脳卒中予防に有効であることが示唆されてきた。今回米ミズーリ大の研究では、レスベラトロールが前立腺がん内の2種類のタンパク質のレベルを上げ、続く放射線治療ではがん細胞の97%までが死滅したという。この2つのタンパク質はどちらもがん細胞を殺す働きをするが、数が増えたところに放射線がさらに後押しをした形で、より多くのがん細胞を死滅させ、高い治療効果を残すこととなった。

「注目すべきは、これが悪質ながん細胞にも有効であったこと」と語るのは同大のマイケル・ニコル教授。後は必要な投与量を導き出すことだという。身体によいといってもワインはアルコール、腫瘍に到達するため大量摂取すれば、望ましくない副作用のリスクがある。何か違う形で摂取できないか研究を続けると同時に、まず動物実験を行い、どのように臨床試験を開始するか模索中とのことだ。

この研究結果は男性病学とがんの学術誌に掲載された。さらに研究を続け、早ければ数年以内に臨床承認に向け動き出すだろうと、研究チームは期待を寄せている。

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