【これはすごい】眼球にマイクロチップを埋め込む治療で、9人の中途失明者が視力を回復:ドイツ

Text by

  • 2
Mail Online

Mail Online

網膜色素変性症(RP)は数千人に1人の割合で発症する遺伝性の中途視覚障害だ。日本には約5万人の患者が存在し、根本的な治療法はない。長い時間をかけて進行し、病変が黄班部に及ぶと最悪の場合には失明に至る眼疾患だが、ドイツのテュービンゲン大学が先ごろ開発したインプラント装置の臨床試験を行い、9人の視覚障害者の視力回復に成功したと王立協会の生物学研究論文集に発表した。

およそ3ミリのチップは1500ピクセルからなる増幅器と電極を持つが、眼球の後ろに埋め込まれると視覚細胞を電気的に刺激する。また神経を直接刺激する16の電極を合わせ持ち、患者が学習することで、色やぼんやりとした像を結ぶ助けを行う。実験に参加した患者のほとんどが顔の表情が認識できるまでに回復、目の前に置かれた果物や、道路標識の判別が可能になったと言う。研究を行ったEverhart Zrenner教授は「予想以上の成果、インプラント方式では、大げさな装置なしに視力回復治療を行える」と結果を喜んだ。

装置の製作に携わったインプラント会社のCEO、Walter-G Wrobel氏は「今後も探求を続け、RP患者に治療の道を広げたい」と語った。

 

Posted: |Updated:

Text by

注目の記事

前の記事を見る

次の記事を見る

Ranking