文字のない絵本の読み聞かせは 子どもの語彙力を育むと判明:カナダ

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Flickr_ patrick_moore75165

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小さい子どもがいると、就眠儀式に絵本の読み聞かせを採用している家庭は多いと思うが、子どもの言葉を伸ばしたい親は、文字のない絵本を選ぶとよいと判明した。ボキャブラリーのために絵と呼応する単語が並ぶシンプルな絵本は定番中の定番だが、親は文字のない絵本を読み聞かせる時、絵について話し、子どもの質問に応えるために時間を割き、結果として高度な言葉を使うため、それを聞く子どもの語彙力を育むというのだ。

カナダのウォータールー大学の心理学者たちが、25人の母親が我が子に本を読み聞かせる様子を観察・研究した結果である。学者たちはとりわけ、母親たちが使う言葉、本の内容を子ども自身の体験に絡めたり、“リスはどこに行くと思う?”のように予測を促す様子に注目した。このような複雑な会話は、例えば犬の写真と“いぬ”の文字で単語を教える絵本ではあまり見られなかったという。

研究を率いたDaniela O’Neill教授は「どんな本も子どもの言語能力の基礎を作るが、文字のない絵本は少し違うアプローチをするようだ」と語る。この研究結果が教育者や親たちの意識に一石を投じ、教育的に作られることの多いボキャブラリー本が変わっていくかもしれない。

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