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神奈川県海老名市議会でツタヤ図書館の選書が問題に、8300冊中100冊が不適正

図書館

flickr_Andrew Wertheimer

教育長も認識

レンタルチェーン「TSUTAYA」などを経営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が運営に参加する図書館が問題になっている中、神奈川県海老名市でも、問題が持ち上がっていることが分かった。

神奈川新聞の報道によると、9月17、18日に開かれた海老名市議会の一般質問で、リニューアルに伴って納入される本の一部に不適正なものがあるとの指摘があったそうだ。

神奈川新聞の記事では、伊藤康文教育長の「不適正と思われる図書はざっと見て(購入リストの8300冊中)100冊以上はあった」の言葉を掲載している。

3人の市議会議員が指摘

海老名市でも市議会を中継・公開しているものの、肝心の17、18日分は、まだ公開されていない。

ただ一般質問項目には、飯田英榮議員の「中央図書館のリニューアルオープンについて」と、氏家康太議員の「海老名市中央図書館について」がある。

神奈川新聞によると、この両議員とともに、山口良樹議員も同じ内容を取り上げたらしい。

それによると「リストには入れ墨の本や発行時期の明記が無い雑誌も多数見られる」「不適正な図書が開架されないよう、確認作業が終わるまではリニューアルオープンすべきでない」の追及があったそうだ。

これに対して、内野優海老名市長や伊藤教育長が、対応を行う旨の答弁をしたとのこと。

武雄市図書館のパッケージセール?

海老名市の中央図書館は、約10億円の費用をかけて改修工事などを行い、10月1日、つまり来週にリニューアルオープン予定だ。

カフェや本屋の併設、開架図書の増強など、既に問題となっている佐賀県の武雄市図書館と似た構成で、CCCと図書流通センターの共同事業体が運営を担っているのも同じだ。

ただ神奈川新聞の記事を読むと、次の一文がある。

(海老名市教育委員会は)こう(武雄市図書館で不適正な本が混入)した問題が起きないよう、9月に入って指定管理業者から約8300冊の購入リストの提出を求め、確認作業を行っているという。

武雄市と違い、海老名市には多少の自浄作用がありそうだ。

同様の図書館計画を進めているのは、海老名市の他、愛知県小牧市、宮城県多賀城市、山口県周南市などがある。

その小牧市では運営の是非をめぐって、市民投票の実施(10月4日)が決定した。さて海老名市は、そして他の自治体はどうするのだろうか。

海老名市議会ホームページ

海老名市中央図書館ホームページ

【参考記事】
どうなる第二のツタヤ図書館、愛知県小牧市で住民投票の実施が決定(9月14日)

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