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組み体操事故、大阪・兵庫で全国の2割超、兵庫県教委「まずは実態把握」とスローペース

体育,学校

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骨折も計400件超え

運動会などで実施する組み体操の事故発生件数が、大阪府と兵庫県が抜きん出て多いことが分かった。

神戸新聞の報道によると、2014年度における全国の組み体操事故は8592件。最も多い大阪府は974件(うち骨折227件)、次いで兵庫県の912件(同230件)とのこと。

記事では、統計を取り始めた2011年以降、兵庫県の割合が変わらないことや、2012年には兵庫県が最多の988件(うち骨折271件)だったことなどを記している。

生徒数と比較する

もちろん学校数や生徒数の多い都市部で事故が多くなるとも考えられる。そこで文部科学省の「学校基本調査(平成27年度速報)」と比較してみよう。

全国における小学生の数は654万3114人、中学生の数は346万5245人、合計で1000万8359人。

大阪府の小学生は44万9930人、中学生は24万4704人、合計で69万4634人。全国比で約6.9%。

兵庫県の小学生は29万6689人、中学生は15万6364人、合計で45万3053人。同じく全国比で約4.5%。

つまり生徒数比約6.9%の大阪府で事故の約11%(8592件中974件)が、約4.5%の兵庫県で事故の約10.6%(8592件中912件)が起きていることになる。

どちらも多いのには間違いないが、件数では大阪府が多いものの、割合で考えると兵庫県の方が多いことが分かる。

兵庫県の対応は?

神戸新聞の記事では、兵庫県教育委員会の対応として「組み体操の実態を把握する初の調査に乗り出した」を、兵庫県教委体育保健課関係者の言葉として「段数が高ければ事故が多いのかどうか、傾向をつかめていない。子どもたちの達成感や学校の伝統もあり、まずは実態を把握したい」を掲載している。

確かにもう10月下旬ともなり、これから運動会や体育祭を行う学校も、ほとんどないだろう。

ただ「まだ調査に取り掛かっていなかったの?」のような声が聞こえてきそうだ。

文部科学省「学校基本調査(平成27年度速報)」

【参考記事】
東海3県で3年間に581件の骨折事故!組み体操事故の実態が明らかに

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