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ブラック企業は親もお断り!国内で安定した就職が親孝行?

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苦労して就職活動を終えても、内定先はブラック企業。長時間労働に耐えられずに3年もたずに退職――。近年ではあり得そうなストーリーだが、当人にとってはたまったもんじゃない。

それは就職した当人だけでなく、学生を育ててきた親にも言えることだろう。マイナビが2014年5月28日に発表した現在および過去3年間で子どもが就職活動を経験した保護者を対象に実施した意識調査によると、親にとっても経営の安定しないブラック企業はお断りのようだ。

親に人気なのは公務員や有名企業

同調査によると、子どもが就職した際に賛成する就職先について問われたところ、「地方公務員」(66.3%)、「国家公務員」(64.9%)が上位を占めた。次いで、「有名な大企業」(60.0%)、「有名な中小企業」(52.3%)と比較的安定した就職先を子どもに求めている。

一方で、反対する就職先には「設立間もないベンチャー」(27.9%)がダントツ。確かに、経営の安定しないベンチャーではブラック企業が多そうだが、リスクを取っても大きなことを成し遂げたいという子どもにとっては息苦しい家庭が多いのかもしれない。

海外赴任にも消極的な親が多数

また、グローバル化の進展している現代において、海外での仕事は避けられないことが多い。さらに、市場の成熟した国内よりも新たなチャンスがある海外でチャレンジしたくなる学生もいるだろう。

だが、親は子どもが海外で仕事することに消極的だ。将来、子どもが海外で働くようになることを「かなり望んでいる」(1.8%)、「望んでいる」(7.6%)に留まり、「望んでいる」と答えたのは9.4%だった。

いつの時代も若者は新しいことにチャレンジしたくなるものだと思うが、親は自分達のそばで安定した仕事についてほしいと思っているようだ。就職活動も大変だが、家庭での折り合いをつけていくことも難しそうだ。

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Text by 九森信造

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