シェア

【生命の神秘】ブラジルの奥地で新種のカエルを一度に7種も発見!

PeerJ

PeerJ

地球の生き物は、絶えず多様化しているという事実を突きつける調査結果が発表された。そこには新種とされる複数のカエルの発見について報告がされている。

新種のカエルを一度に7種も発見

調査を行ったのはブラジル、パラナ州立大学のマルシオ・パイ氏率いる研究チーム。彼らはパラナ州とサンタカタリーナ州にまたがる広大なジャングルに入り、探索を続けた。

その結果、新種とされる7種のカエルを一度に発見。6月4日に科学雑誌The Journal PeerJにおいて、形状や特性などを詳しく公表した。

色鮮やかなコガネガエル科

新たに発見されたのは、いずれもコガネガエル科に属するもの。大きさは約1cmで親指の爪ほどしかなく、いずれも鮮やかな色を放っている。1つ1つご紹介しよう。

まずはコガネガエル科mariaeterezae。黄色の身体に、茶色の斑点が散らばっている。

PeerJ Brachycephalus mariaeterezae

 コガネガエル科olivaceus。逆にこれは全身がこげ茶色。

PeerJ Brachycephalus olivaceus

コガネガエル科auroguttatus。足や背中にかけて茶色がまだらに広がる。

PeerJ Brachycephalus auroguttatus

コガネガエル科verrucosus。イボイボの部分が緑色になり、まるで苔のよう。

PeerJ Brachycephalus verrucosus

コガネガエル科fuscolineatus。こちらは逆に背中の中央が緑色に染まっている。

PeerJ Brachycephalus fuscolineatus

コガネガエル科leopardus。脇腹のところに茶色のまだら模様が少し見えるだけ。

PeerJ Brachycephalus leopardus

コガネガエル科boticario。背中の中央は黄色で、両脇に茶色の2筋の線が走っている。

PeerJ Brachycephalus boticario

鮮やかな色は、捕食者に毒があることを警告する役割を果たしているようだ。

山に棲息するようになり独自に進化

これらのカエルは霧の多い孤立した山頂付近に棲息し、森の落ち葉の間に潜んでいたとされる。しかしコガネガエル科は、1800年代からブラジルの南部に存在することが、すでに確認されてきた。

しかし今回のものは完全な新種だという。研究者らは、これらのカエルが山に住むようになり、やがて谷に阻まれて行き来ができなくなり、他の種と隔てられたことで、独自の進化を遂げたと考えているようだ。

度重なる交配と環境によって多様性を獲得する生き物の営みには、自然の神秘さとダイナミックさを痛感せざるを得ない。

Posted: |Updated:

Text by

前の記事を見る

次の記事を見る

注目の記事

Ranking