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窃盗や性犯罪…震災時に発生する凶悪事件から身を守る為に知っておきたいこと

阪神・淡路大震災「1.17の記録」

阪神・淡路大震災「1.17の記録」

九州の熊本や大分などを襲った大地震。多くの人が避難を余儀なくされている中、少しずつ犯罪被害が報告されている。

そんな犯罪に巻き込まれないために、過去の震災でどのような凶悪事件が起きたのか調べてみた。

阪神・淡路大震災で起こったこと

兵庫県警の公表資料によると、阪神・淡路大震災では1995年1月17日に地震が発生してからおよそ100日間で、殺人が5件、強盗1件、放火1件、強制わいせつ3件、強姦1件が起きている。

また暴行や傷害も合わせて83件にもなり、殺人や傷害致死などを含めると人命が奪われた事件が20件にも上り、避難所でのトラブルから発生したケースもあるという。

阪神・淡路大震災「1.17の記録」

阪神・淡路大震災「1.17の記録」

性被害は実際に報告された事案以外にもあったとされ、倒壊した家屋の片付けをしている時に襲われた女性や、複数の男らにレイプされたボランティアの女性もいたそうだ。

街灯が点いていなかったため、夜中には倒壊した家屋から家財道具や貴重品などを盗む犯罪が増加し、避難所での置引きや車上狙いなども合わせて1584件発生した。

東日本大震災でも窃盗や性犯罪が

内閣府の防災情報のページによると、東日本大震災でも燃料や自動車の盗難、無人の民家や店舗への窃盗被害が多数報告されており、特に原発事故により人々が避難した町ではコンビニのATM荒らしが増え、最も大きな被害額を出したとされている。

時間とともに暴行や傷害などの粗暴犯が増え、避難所でも毛布の奪い合いやストレスが原因とみられるトラブルも報告され、手元に置いてあった貴重品が盗まれるなどの被害もあったという。

Flickr_OKAMOTOAtusi

Flickr_OKAMOTOAtusi

性犯罪も発生している。岩手県では元生保職員が余震による停電でオートロックが解錠されたマンションに忍び込み、ドアを開けた当時19歳の女性を強姦。

震災復旧のボランティアで千葉から来ていた男も、17歳の少女を暴行し強姦致傷で逮捕された。

さらに気仙沼市内の避難所でも就寝中だったボランティアの女性が、男から「ボランティアだったら体を提供しろ」と刃物で脅され、頭や首などにケガをする事件も起きている。

熊本県警も注意喚起を行う

現在、余震が続く熊本県でも犯罪被害が届けられている。

産経新聞によると、4月16日から17日には熊本市内で空き巣や事務所荒らしなどの窃盗被害を訴える通報が20件も発生。

これを受け熊本県警察本部は18日以降、私服捜査員や覆面パトカーを投入し、パトロールを強化している。

また公式ツイッターでも犯罪の発生事案を報告すると同時に、注意喚起を行っている。

さらに県警の生活安全企画課も、将来起こり得る悪質事犯に対して注意を喚起している。

それによると、今後は「被災地にいる身内をかたるオレオレ詐欺」や「公共機関やボランティアを名乗り義援金や寄付金を名目にだまし取る詐欺」「倒壊家屋のリフォームに関する悪徳商法」「高額な廃材処分費用を要求する詐欺」が発生する可能性があるという。

このように警察も注意喚起や警備強化を行っているが、自分でも身を守るためにできることを確認することが大切だ。

  • 外出する時は防犯ブザーを携帯する。
  • 暗くなったら外出を控える。
  • 日中でもできるだけ複数で行動する。
  • トイレに入る前には不審な点がないか確認する。
  • 死角になる場所は警戒する。
  • 貴重品は肌身離さず持つ。
  • 他人のいる場所でお金の話をしない。

非常時だからこそ、被害に遭わない意識と行動を心掛けるようにしたい。

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Text by 大航海

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