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上空から撮られた富裕層と貧困層の違い、写真が示す格差に思わず唖然

UNEQUAL SCENES

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「不平等」や「格差」を、一目瞭然に示した写真が話題となっている。そこには「富める者」と「貧しい者」の住む世界の違いが浮き彫りにされていた。

富裕層の地区と貧しい地区の差が歴然

これらの写真が撮られたのは南アフリカ共和国で、撮影したのはケープタウンに住む写真家のJohnny Millerさん。

彼は「Unequal Scenes」というプロジェクトの一環として、ドローンを使い数百メートル上空から貧しい地区と富裕層の地区の境界を撮影。いまだに多くの地区に残る「不平等」や「格差」を浮き彫りにした。

例えばBloubosrand地区とKya Sands地区。Bloubosrandには緑が生い茂り、道には木陰がかかり、プール付きの家が並んでいる。それでもこれらはミドルクラスの住宅とされ、100万ランド(約720万円)以上するといわれている。

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その反対側はKya Sands地区。ブリキの白い屋根が並び、その間を抜ける道には黒く不潔な水が流れる排水路があり、近くの川へ注がれているという。

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写真には異なった人種を隔てるための緩衝地帯が写っており、これはアパルトヘイト(人種隔離政策)が行われた時代に築かれたという。

「不公平な場面を客観的に示したい」

Millerさんは「Unequal Scenes」プロジェクトのホームページで、次のように語っている。

「アパルトヘイトが終わって22年経った後でも、不平等やバリアーは未だに存在している。これからも過剰な富と特権をもった人々のコミュニティは、掘っ立て小屋が集まるゴミゴミした場所から、わずか数メートル離れた場所に存在し続けるだろう」

「私の望みは南アフリカにおける最も平等ではない場面を、できるだけ客観的に描き出すこと。そして古い問題に対する新しい視野を提供することにより、平和的・建設的な手段で、不公平や公民権剥奪の問題への対話を促すことを望んでいます」

確かにこの写真は南アフリカの現実を表している。しかしこれは世界で拡大しつつある、目には見えない「格差」をも同時に表したものと言えるかもしれない。

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Text by 大航海

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