シェア

思考の原型がみえる…「手帳類収集家」が使用済み手帳を集める理由

Twitter/@note_collector

Twitter/@note_collector

多くの人が一冊は持っているであろう、手帳や日記。

これらは基本的に他人に見せることなく1冊を終えるのがほとんどだろう。

そんな使用済み手帳を収集している人がいる。

ゲームクリエイターの志良堂(しらどう)正史さん。ツイッターでは手帳類収集家(@note_collector)と名乗る。

Webサイトやツイッターに収集した手帳を投稿しながら、東京・中目黒のギャラリーで実物の展示会を開いている。

展示を見た人からは、さまざまな感想が漏れている。

  • 手帳に人の歴史あり。
  • 人の手帳を見るという罪悪感が興奮した。
  • 他人に見せないことを前提に書かれた文章ってすごいと思う。
  • 手帳の文字に触れるって、その人に触れる様な感じ

他人の手帳を集めている理由は何なのか。志良堂さんに訊いた。

手帳を1冊1000円で買い取り集める

収集を始めたのは2014年から。ゲームクリエイターとして仕事をしている傍ら、手帳をコレクションすることを思いついたという。

手帳は志良堂さんが1冊1000円で本人から買い取る。もちろん、本人たちは公開・展示されることに承諾している。

こちらは、なんと探偵の手帳。初めて手にとったときのコレクターとしての視点を盛り込んでいる。

Twitter/@note_collector

Twitter/@note_collector

Twitter/@note_collector

Twitter/@note_collector

収集するきっかけとなったのは1冊の本だった。

「『思考の手帖』(東 宏治/著)という、著者の手帖の内容を配列した本が気に入ったのがきっかけです。この本を読んで、僕自身も一瞬の思考や感情を手帖に書きつけるようになりました」(志良堂さん)。

Twitter/@note_collector

Twitter/@note_collector

Twitter/@note_collector

Twitter/@note_collector

仕事中はゲームの個人制作ができないので、代わりに自分を満足させる活動を模索した結果、コレクションの可能性に思い至ったのだという。

「もともとコレクター気質はなかったのですが、集めたいものは何かと自問したところ、誰かの思考の原型が書かれた手帖や日記なら集めて読んでみたいと思いました」(志良堂さん)。

Twitter/@note_collect

Twitter/@note_collect

ギャラリーで展示、一部は自宅保管中

2016年6月時点で、500冊を所蔵しており、元の持ち主の人数は100人ほどだそう。

東京・中目黒のアートギャラリー「Picaresque(ピカレスク)」で2016年12月まで展示しており、300冊の手帳を手にとって見ることができる。

展示が終われば自宅保管になる予定だそう。

Twitter/@note_collector

Twitter/@note_collector

手帳を買い取って欲しい場合は、手帳類収集家(@note_collector)のツイッターアカウントやFacebookページを通じて連絡が欲しいとのこと。

また、ギャラリーでも買い取りを行っている。

普通なら他人の手帳を読むことは憚られるが、人の秘密と歴史に触れられるまたとない機会。気になる方は足を運んでみては。

Posted: |Updated:

Text by 遠藤まゆみ

Ranking

All Categorys Ranking総合ランキング