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お米が減ると通知、地方の美味しいお米が届くセンサーを開発、クラウドファンディングで資金募集中

123RF

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気がついたら、明日食べる分のお米がない!そんな時に慌ててスーパーに重いお米を買いに行く羽目になるのは辛いもの。

そんな悲劇を防げる“米びつセンサー”の開発者が、クラウドファンディングで利用者を募集中だ。

米がなくなると通知する“米びつセンサー”

“米びつセンサー”はその名の通り、米びつに設置して利用する。

米があらかじめ設定しておいた量になると、米びつに設置したセンサーが反応し、スマートフォンにインストール済みのアプリから通知される。

通知を受けたユーザーはアプリからお米を注文すれば、おおよそ3日以内で届く見込みだ。

届くのは米専門の農家が作る、減農薬栽培による特別栽培米のほか、日本各地で地産地消されている美味しいお米が精米仕立ての状態で提供される予定だという。

こちらが“米びつセンサー”。開発中の画像のため、フリスクのケースに入っているが、実際のケースのサイズは縦7cm×横3.5cm×厚さ1.3cmとなる。

https://camp-fire.jp/projects/view/15022

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このセンサーを米びつの上部に設置し、米びつの最小量をアプリで設定する。この初期設定さえ行えば、残量を通知してくれるので、うっかり買い忘れることがなくなる。

https://camp-fire.jp/projects/view/15022

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日本の美味しい米が食べられなくなる?

米びつセンサーを開発した、株式会社米ライフの富田航大さんに話を伺った。

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富田さんは祖父母が農業を営んでいたことから自身も農業高校に進学、その後はお米農家で農業の基礎を学ぶなどして、現場の問題を肌で感じてきた経緯がある。

富田さんによれば、日本のお米農家は大きく3つの問題を抱えており、その結果、美味しいお米がわたしたちの手元に届かなくなっているという。

ひとつは、米消費量の減少、米需要の大幅な減少だ。その理由は日本全体の人口減、食生活の多様化などさまざまだが、農林水産省の資料によれば、全国ベースで毎年8万トン需要量が減少している。

http://www.maff.go.jp/j/seisan/kikaku/kome_siryou.html

http://www.maff.go.jp/j/seisan/kikaku/kome_siryou.html

ふたつめは、販路の拡大が難しいという実情だ。農作業の合間に販路拡大のための活動を行うのは非常に難しい。

そして2018年には減反政策が廃止になる。主食用の米を家畜の餌になる食料米の生産へと転換を進める政策が取られており、シフトは進んでいる。

「手間隙をかけ、こだわり抜いた美味しいお米を生産していたお米農家さんが、生活のために食料米へと転作する光景は、もはや珍しいものではありません。今、確実に日本の美味しいお米が減りつつあります」(富田さん)

地方の美味しいお米や野菜が手に入る

ところで、こんな経験はないだろうか。

地方の「道の駅」ではたいてい、その地方だけで作られているお米や野菜が売られている。米の産地としては知られていない場所だが、買って食べてみたらとても美味しかった。しかし、ネットで販売していなかった……。

今時、通販をしてくれたらいいのにと思うのだが、富田さんが説明するように、実際にはそう簡単な話ではないようだ。

「農業事業者の規模が一定以上にならなければ、現実的に地元以外での販路拡大を行うリソースがありません。小規模農家さんでもネットショップを開設する方も多いですが、お米の特性から美味しさの基準というものがそもそも曖昧であり、独自でのwebブランディングがなければ売上に繋がりません」

結果的に、お米は主に地元で消費されている。それでも全国通販が可能になれば喜ぶ農家は多いという。富田さんに米農家の販路について説明していただいた。

「中小規模でのお米農家の販路は、大きく分けて2つあるとお聞きしました。一つは大ロットで、農協もしくは米の卸屋。もう一つは小ロットで、地元での個人消費者のリピーター。弊社が目指すところは
『米びつセンサー、スマートフォンアプリ、小ロット都度配送』を通じて後者のような信頼関係を、地域に埋もれたお米農家さんと全国の消費者との間に作ることです」

自ら日本全国の米農家を開拓

地域にいる、米を販売したい米農家を開拓し、その米を購入できるルートづくりは富田さん自身が軽トラックに乗って回るという。

実際に兵庫県相生市のお米農家を訪問し、相生市内でなければ手に入らない「牡蠣がらライス」を紹介している。

https://camp-fire.jp/updates/view/20615

https://camp-fire.jp/updates/view/20615

今後、兵庫県と岡山や京都など関西地方を中心に買い付けを行います。来年中には全国のお米を取り扱う予定です

最後に、気になるお米の価格や注文できる量については、

最小ロッドでお米3号メール便の発送に対応したいと考えております。お米の好みは個人の経験や味覚に基づくものであり、実は万人が揃って美味しいと感じるお米はありません。よって、お客様の好みにあったお米を探して頂きたいと考えております。

価格帯は4000円/10kg程度を目安と想定しております。

お米の買い忘れを防げるうえ、初めて食べるお米と出会う楽しみもありそうだ。

CAMPFIREでの受付は12月16日23:59まで。リターンには米びつセンサーやお米を始め、農家から提供された野菜や果物も受け取れるプランがある。また、

フェイスブックページでも情報提供されているのでチェックしてみよう。

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