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これは貴重! 『のらくろ』など100年前の日本アニメが見られるサイトが公開

http://animation.filmarchives.jp

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東京国立近代美術館フィルムセンターは同センターが所蔵する日本の初期アニメーション映画をWeb上で鑑賞できるWebサイト「日本アニメーション映画クラシックス」をオープンしました。

日本でアニメーション映画が誕生したとされる1917年からちょうど100年目になることを記念し、同美術館と国立情報学研究所と共同で構築されました。

フィルムセンターに保存されているアニメ作品のフィルムをデジタル化し、誰でも無料で閲覧できるようになっています。

最も古いのは1917年(大正6年)の『なまくら刀』。4分間の作品で、武士が自分の刀の試し斬りをしようとするストーリーです。

http://animation.filmarchives.jp

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絵柄はユニークで、現代に放送しているアニメにも登場しそうなキャラクターです。

1930年に雑誌連載され、野良犬の「のらくろ」が犬の軍隊で活躍する大人気漫画として知られている田河水泡の『のらくろ伍長』のアニメも見られます。

http://animation.filmarchives.jp

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政府の結核予防を呼びかけるアニメも

トーキーと無声映画がほとんどですが、作品の内容はどれもバラエティに富んでいます。
戦争やプロパガンダ映画が多いですが、同時に昔話をアニメ化したものや道徳的なもの、スポーツをモチーフにした作品もあります。

1933年(昭和8年)に当時の内務省が作った、結核の予防の大切さを訴える29分間のアニメもありました。話を聞く観客の中に、1930年代に日本で人気になった海外のアニメキャラクター「ベティちゃん」によく似た女性がいたりします。

http://animation.filmarchives.jp

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この頃から日本政府では人々に広く知ってもらうための方法としてアニメ映画を採用していたんですね。

84年前の人が未来の日本を想像したアニメ

1933年(昭和8年)に作られた『百年後の或る日』は10分間の無音映画です。ストーリーは主人公の男性が2023年の世界に行くというもので、実写映像も混じえて作られているのが特徴です。

animation.filmarchives.j

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未来の東京には高速で移動する乗り物があり、工場がロボット化されていると語られています。火星旅行も楽しめるという描写も現れますが、まさかの結末を迎えます。

まだ第二次世界大戦も経験していない頃ですが、当時の人が未来の日本に大きな夢を抱いていたことが垣間見える作品です。

日本のアニメは100年前からすでに一定のクオリティを持っていたことがわかります。これらが礎となって現在の豊かな日本のアニメ文化が育ったことを感じられる作品集です。

このサイトは今年いっぱい公開される予定だそうです。

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