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「精神科の受診を迷わないで」病に苦しんだ経験を描いた漫画家の思いは「私と同じ道をたどらないで」

Twitter/@ayuneo

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漫画家の櫻日和鮎実(サクラカワアユミ)さん(@ayuneo)が3月3日にツイッターに投稿した漫画に、大きな反響が次々と届いています。

同じような経験をした人たちからは、

  • 「これ本当。早く受診するのがいい」
  • 「判断力が鈍る前に行ったほうがいい」

という感想が続いています。

日頃、ツイッターやピクシブに漫画やイラストを投稿し、何事もないように過ごしている櫻日和さんですが、実は一年前から「パニック障害」に悩まされるようになり、通院・治療を受けています。

そんな櫻日和さんに、今この漫画を描いた理由と思いをうかがいました。

根性論では治らない

櫻日和さんは症状が落ち着いて来た今になって後悔していることがあり、そのことを描こうと決めたそうです。

パニック障害になって苦し紛れに検索をすると、本当に多種多様の治療法が出てきてかなり混乱し、その中でも「気力だけで短時間で何とかするんだ」という根性論のものを信じてしまってとても悪化したんです。

もちろんそれで治る方もいるでしょうが、まずはしかるべき検査をしてほしいと思い描き始めました。

Twitter/@ayuneo

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「メンタルの病気は心の骨折」

メンタル的な病気は「心の骨折」であると話しています。この表現も、メンタルの病気を経験した人たちから共感を得ています。

Twitter/@ayuneo

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メンタルの病気は、それまで当たり前にしていた外出や勉強、仕事、睡眠や食事もうまく取れなくなることがあります。健康な時に出来ていた判断力が鈍ってしまうことも、漫画のなかでわかりやすく描かれています。

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「受診を遅らせたら、当たり前の日常が遠のいた」

“心が骨折”してしまった時、自分で正常な判断を下すのは非常に難しくなってしまいます。櫻日和さんは早期に行動せず、受診を遅らせてしまったことに後悔しているそうです。

今になって症状も落ち着いて改めて、行きたかった場所や当たり前だった日常がとても遠くに感じてしまって後悔をしています。

場合によっては治るのに何年もかかってしまうんです。あの2か月程度を無理して強行突破したがためにいまだ完治のめども立たず行きたかった旅行や舞台などにも行けず……ほんとに早期の行動を悔やむ日々です。

Twitter/@ayuneo

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メンタルの病気も他の病気と同様、病院を変えて別のお医者様を受診することになるのも珍しくありません。

選択の余裕もなくなってから最初にいった病院があまりいいところではなく、それでさらにひどくなったこともあり、とにかく些細なことでも動けるうちに!と伝えたかったんです。同じ道をたどってほしくないです!

櫻日和さんはパニック障害の経験についても話してくれました。

パニック障害は「明るい性格」だとかそういったことに関係なくバタバタっとくるものなので、違和感を感じたらすぐに病院で診察を受けてほしいなと思います。

一人でも多くの方がこの漫画を読んで、限りある時間を苦しみながら過ごすことがないように、体の異変に気付いてくれればと思います。

近年になってようやく「心の病」について理解が進んできましたが、まだまだ「精神科や心療内科には行きづらい」と考えている人もいるでしょう。

今もし不調を感じているのに「病院に行くのは抵抗がある」と考える人は、こうして苦しんだ経験を持つ人の漫画を、一度読んでみませんか。

今後も関連した漫画を描く予定があるとのことなので、櫻日和さんのツイッターピクシブのページをチェックしてみてください。
※本記事のツイートと漫画は櫻日和鮎実さんに許可をいただいて掲載しています。

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