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新石器時代の人類もワインを飲んだ?世界最古のワイン容器が見つかる

Fotolia

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世界中で親しまれ、飲まれているワインの貴重な史料が発見されました。

ジョージア(グルジア)の首都トビリシにある新石器時代の遺跡で見つかった陶器を分析したところ、中にワインを入れていたことが分かったと、ペンシルベニア大学のパトリック・マクガバン氏を始めとする研究チームが論文を発表しました。

陶器には、ブドウの柄と思われる装飾も施されています。

http://www.pnas.org/content/early/2017/11/07/1714728114/F2.expansion.html

http://www.pnas.org/content/early/2017/11/07/1714728114/F2.expansion.html

ワイン製造の最も古い証拠は紀元前5400~5000年頃、イランのザグロス山脈で発見されたものでしたが、ジョージアでの発掘物はさらに古い、紀元前6000年ごろ、すなわち約8000年前のものです。

発掘された6つの陶器を放射性炭素年代測定という方法で測定したところ、陶器からクエン酸・リンゴ酸・コハク酸・酒石酸が検出されました。これらの有機化合物はブドウに含まれる物質です。

こちらのグラフは、4種の物質が検出されたことを示すものです。

http://www.pnas.org/content/early/2017/11/07/1714728114/F2.expansion.html

http://www.pnas.org/content/early/2017/11/07/1714728114/F2.expansion.html

飲まれていたのは白ワイン?

赤ワインか白ワインかも気になるところですが、研究チームのひとりでトロント大学考古学センターのStephen Batiuk氏によると、残留物は黄色がかっていたので白ワインが入っていたのではないかと考えているそう。

このニュースを知った人たちはSNSでこんな感想を投稿しています。

●今年の出来がいいワインかな?

●古代エジプトではファラオがワインを飲んでいたけど、古代のジョージアではみんなワインを飲んでいたのね

●古代の人、グルジアでワインを作ってくれてありがとう

一方、新石器時代の日本は磨製石器が使われるようになり、農耕や牧畜も始まったと言われている頃。ワインが伝わってきたのは室町時代後期とされており、日本人がワインを飲むようになるのはまだずっと先のこととなります。

※記事公開時、発掘地に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

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Text by 遠藤まゆみ

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