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宇宙飛行士の筋トレをヒントにしたリハビリ機器「ぷるそら」が公開、今夏に発売目指す

出典元:有人宇宙システム株式会社プレスリリース

出典元:有人宇宙システム株式会社プレスリリース

国際宇宙ステーション「きぼう」の運用業務に携わる有人宇宙システム株式会社(東京都千代田区)は、2019年2月6日~8日に東京ビッグサイトで開催された「第5回 国際介護用品展 CareTEX 2019」において、現在開発中のリハビリ機器「ぷるそら」を公開した。

CareTEXブース風景(出典元:有人宇宙システム株式会社プレスリリース)

CareTEXブース風景(出典元:有人宇宙システム株式会社プレスリリース)

ぷるそらの概要

「ぷるそら」は、宇宙飛行士の筋力回復プログラムをヒントに、現在開発中のリハビリ機器だ。

手すりなどに固定し、グリップを握って引っ張ることで、筋力やバランス能力の回復を手助けすることができる。

ゴムバンドなどと異なり、引き始めと引き終わりの引っ張る力が均一なため、スムーズに引っ張ることができるという。

張力負荷は1キロから3キロまで調整可能。

約350グラムの本体は、軽量で小型なため、持ち運びにも便利だ。

利用方法については、個々人の状態に応じて変える必要があるため、理学療法士や作業療法士が、付属DVDのガイダンスに沿って、利用者を指導しながらリハビリを進めることが前提とされている。

出典元:有人宇宙システム株式会社プレスリリース

運動例(出典元:有人宇宙システム株式会社プレスリリース)

開発の背景

同社は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と連携し、日本人宇宙飛行士の健康管理業務を担っている。

これまで、宇宙飛行士が宇宙に滞在中に生じる筋肉やバランス能力の低下に着目し、様々な運動プログラムを開発してきた。

その中で、宇宙ステーションに滞在中の環境と、病院などのベッドに横たわる状態に、「重力に抗う筋力が働かない」という共通点を発見。

4年前から、寝たきりの患者や高齢者などを対象に、筋力回復リハビリ機器の開発に取り組んでいる。

その取り組みの中で生まれ、「引く」の英語”pull”と「宇宙」の「宙(そら」を掛け合わせて名付けられた「ぷるそら」は、2019年夏ごろから、介護施設や医療機関などを対象に販売を始める予定だ。

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Text by Ericolatte

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