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学校で使う教材が足りない!ある教師のSNS投稿が奇跡の展開を生んだ

イメージ写真/Adobe Stock

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アメリカの女性教師による一つのFacebook投稿がきっかけで始まった、ボランティアによる画期的な教育支援サービスが、世界で注目を浴びている。

不足する教育の財源

Elisabeth Milichさんは、米アリゾナ州で小学校の教師をしている。

海外メディアによると彼女が勤務する Whispering Wind Academyの生徒は、家庭の収入が最低レベルで、この小学校は連邦政府の補助金を受けながら運営されているという。

2018年の彼女の年収はおよそ35,621ドル(約390万円)だったが、彼女は不足している授業用の教材などを、自分の給料からお金を出して購入しなければならないという状況だった。

教材購入の支援

Milichさんは、この状況をこのままにしてはいけないと思い立ち、Facebookに自分の給料を公開し、「教師は好きで続けている仕事だけど、現状は、夫の給料なしではこの州で教師を続けることは不可能」とコメント。

この投稿は瞬く間に世に広まり、多くの国民が衝撃を受けた。

ニューヨーク出身のBen Adam氏もその一人だった。

彼は、なんとMilichさんに、彼女の授業で必要な教材などの購入支援をしたいと申し出たのだ。

そして彼は、同地域で教鞭をとる他の教師にも、同じように支援を始めた。

最終的に2019年4月には「Classroom Giving」というウェブサイトをオープンし、そこで支援を必要としている教師と、支援をしたいという人を繋げ、誰でも教材購入の支援ができるような仕組みを整えたのだ。

これまでに10人以上の教師が支援を受け、現在コロラド州、ワシントン州、アラスカ州、そしてカリフォルニア州の教師からも登録の依頼を受けているという。

イメージ写真/Adobe Stock

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悪循環を断ち切るために

教育に充てる財源がなく、子どもたちが十分な教育を受けられなければ、その地域の子どもたちは低収入の親と同じような道を辿るしかなくなってしまう可能性がある。

それを防ぐために、教師たちが限られた収入をさらに削って教材購入に充て続けていれば、教師を継続することも難しくなってしまう。

「Classroom Giving」は、この悪循環を断ち切るために現在大活躍しており、国外メディアでも紹介されている。

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Text by Ericolatte

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