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女性がリーダーになる時の障壁とは?NGOが19カ国約1万人を対象に調査

出典元:公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパンプレスリリース

出典元:公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパンプレスリリース

国際NGOプラン・インターナショナル(東京都世田谷区)は、6月3日~6月7日に開催された国際会議「Women Deliver」で、約1万人の女性を対象に実施した意識調査結果「リーダーになる~女の子と若い女性が考えるリーダー像~」を発表した。

国際会議「Women Deliver」

「Women Deliver」は、3年に1度開催される女の子や女性の権利に関する世界最大の国際会議だ。

2019年はカナダで開催され、世界中のリーダーや有識者たちなど約6000人が参加した。

出典元:公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパンプレスリリース

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女性リーダーとジェンダー差別

今回発表された調査は、世界中の様々な環境に置かれている女児や若い女性たちを対象とし、リーダー的役割に対する意識や実体験に着目して実施されたもの。

米国の調査団体Geena Davis Institute on Gender in Mediaと、プラン・インターナショナルの共同調査となる。

調査では、女性のリーダー経験、リーダーシップをとる意欲、リーダーになる自信、女性リーダーに対する差別の有無などについて、オンラインまたは聞き取り調査にて、19カ国の女性およそ1万人に質問した。

【調査した国】

▼オンライン調査の国(19カ国)

ベナン、カナダ、デンマーク、ドミニカ共和国、フィンランド、ホンデュラ ス、インド、日本、オランダ、ペルー、フィリピン、セネガル、シエラレオネ、南スーダン、スウェーデン、ベトナム、ウガンダ、米国、ジンバブエ

▼このうち聞き取り調査をした国(5カ国)

インド、ドミニカ共和国、日本、セネガル、南スーダン

調査の結果、調査対象のうち約8割がリーダーになりたいという希望を持っており、6割がリーダーを務める自信があると回答した。

一方で、9割以上の女性が、リーダーになることで男性と比べて不当な扱いを受けると感じており、性的な嫌がらせなどを受けるのではないかという不安を抱えていることも判明した。

それを裏付けるかのように、リーダー経験のある女性の方が、そうでない女性と比べてジェンダー差別に遭いやすいという回答を得た。

4つの提言

調査結果を受け、プラン・インターナショナルは、女の子のリーダーを育成するための4つの提言を発表した。

家族や地域社会と協力して、女の子たちのリーダーシップへの意欲を育むための支援が必要ということ。

女の子でもリーダーになることができるというメッセージを積極的に発信すること。

差別的な文化に対して、緊急に取り組むこと。

そして、教育を始めとし、女の子がリーダーシップを発揮できるよう、さらなる機会を提供し女の子の成功を支援すること。

出典元:公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパンプレスリリース

出典元:公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパンプレスリリース

同NGOのCEOであるアンネ・ビルギッテ・アルブレクトセン氏は、深く社会に根付いているジェンダー差別により、女の子たちがリーダーになりたいという意欲を失わないためにも、これらの問題に早急に取り組まなければならないと警鐘を鳴らした。

彼女によれば、「特に男の子や男性が、女の子や女性に対する差別やハラスメントの撤廃の必要性を認識し、女の子のリーダー的立場の推進に関与することが重要」としている。

・調査報告書(日本語概要版、PDF)「リーダーになる~女の子と若い女性が考えるリーダー像の意識調査~

Posted: |Updated:

Text by Ericolatte

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