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40カ国で財布をわざと落としてみた!

イメージ写真/Adobe Stock

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道端に財布が落ちているのを見つけたら、人はどのような対応をするだろうか。

そのまま自分のものにしてしまうのか、持ち主に戻るように働きかけるのか、それとも中身だけを抜き取ってゴミ箱に捨てるのか。

色々な選択肢が頭をよぎるだろうが、最終的に選んだ行動によって、その人の性格や誠実さが伺えるといっても過言ではないだろう。

40カ国で大々的に調査

フィンランドの研究者は、落とした財布に対する人々の反応から、その国の人の誠実さを分析しようと、ある調査を試みた。

あらゆる場所で、わざと財布を落とし、その財布を見つけた人がどのような行動を取るか、観察したのだ。

調査は1万7000個の財布を使って、欧州を中心に40カ国・335の都市で大々的に行われた(日本では不実施)。

財布はすべて同じものを使用し、中には数枚の名刺や鍵などを入れ、13ドル(約1,400円)入っているものもあれば、現金を入れていないものもあった。

現金入りの財布と現金無しの財布

イメージ写真/Adobe Stock

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その研究者は当初、「財布に入っているお金が多額であればあるほど、その財布が戻ってくる確率は低いだろう」と予想していた。

しかし結果を見ると、必ずしもそうではなく、人々の誠実さは予想を上回ったという。

現金が入っていない財布の返却率は46%。現金が入っている財布の返却率はなんと61%だった。

次に、アメリカ、イギリス、ポーランドの3カ国で、財布の中に追加で100ドル(約10,000円)を入れて落としてみたところ、返却率は72%に上昇したのだ。

研究者はその結果に驚き、今度は中の金額を3倍にしてみたのだが、同じように返却率は高くなったという。

経済的により豊かな国の方が返却率は高かったようだが、現金入りの財布と現金無しの財布の返却率の対比という観点から見ると、どの国も同じような結果になった。

研究者によると、落ちていた財布を人々が返却する理由については定かではないが、人間本来の情や、盗人だと思われたくないという気持ちなどが働いた結果なのではないかとしている。

より詳しい結果は、こちらに掲載されている。

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Text by Ericolatte

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