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天井から無数の手が吊り下がる!インパクト強めの電車「観音電車」が京都を疾走中

提供:京福電気鉄道

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京福電気鉄道株式会社(京都市中京区)が6月29日から期間限定で運行している、「嵐電・観音電車」のインパクトがすごいとネット上で話題を呼んでいる。

同社の広報宣伝担当者を取材した。

仁和寺の特別公開PR

京都市右京区に位置する世界遺産・仁和寺の観音堂は今春、6年間に及ぶ修復作業が完了し、5月15日から特別公開を実施している。

嵐電・観音電車は、この特別公開と京都市観光協会による「京の夏の旅」キャンペーン、およびJR西日本による「ちょこっと関西歴史たび ・仁和寺」キャンペーンのPRのため、嵐電の車体に仁和寺観音堂の仏像や障壁画を装飾するという演出を行っている。

車体の一部に千手観音菩薩像などの画像がラッピングされ、車内は観音障壁画の画像ラッピングのほか、千手観音菩薩と二十八部衆の像をプリントした木板で吊革を装飾。

中でも、天井から差し出されている複数の手が印象的だ。

京福電気鉄道株式会社より提供

京福電気鉄道株式会社より提供

京福電気鉄道株式会社より提供

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―嵐電・観音電車のデザインに込めた想いを教えてください。

6年間もの修復工事を終えられ、特別公開された仁和寺観音堂を幅広く沢山の方々にPRしたいという思いから始まります。

世界文化遺産の仁和寺ですが、ご存知ない方やお越しになる機会がなかった方も多くおられます。そんな方々にも広く知っていただき、興味を持っていただくには話題性も必要です。

嵐電の車内で観音堂を再現できないかとイメージを考え、デザイン会社にご相談し、いくつかデザインのイメージ案をいただきました。

数あるアイデアの中から、最終的には地元の株式会社ひでみ企画のデザインを採用したという。

慈悲の象徴「手」をクローズアップ

京福電気鉄道株式会社より提供

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―デザインのこだわりを教えてください。

観音堂を表現するには観音堂の御本尊である千手観音菩薩、本尊を囲う二十八部衆、そして、お堂の壁面に描かれる障壁画が目を引きます。

ですが、電車の車内はスペース的にも限られています。当然ながら安全性にも配慮しなければなりません。

観音堂の御本尊の千手観音菩薩はそのお名前のとおり、千の手で人々を救われます。

慈悲の象徴でもある「手」をクローズアップし、手を差し伸べているイメージのデザインを採用しました。限られたスペースでメッセージを表し、インパクトもあると思います。

二十八部衆はつり革部分に配置し、ヒノキの板に直接印刷出来る技術で行いました。

障壁画や仏像の貴重な写真データは仁和寺様からご提供いただきました。電車外観も左右デザインが異なり、ヘッドマークも前後でデザインが異なります。

イメージ案や仁和寺との調整は4月に開始し、実際の施工は別業者により8時間ほどで行ったという。

京福電気鉄道株式会社より提供

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―嵐電・観音電車が大きな反響を呼んでいることについては?

TVや新聞、ネットニュースにも取り上げていただき、SNSなどでも皆様の様々なご意見を拝見し、話題にしていただきありがとうございます。

ぜひ、これをご縁に本物の仁和寺観音堂へ千手観音菩薩様にお参りいただければ嬉しく思います。

嵐電・観音電車は嵐山本線および北野線区間にて、仁和寺の秋季特別公開が終了する11月24日まで運行している。

京福電気鉄道株式会社より提供

京福電気鉄道株式会社より提供

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Text by Ericolatte

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