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ドイツで新たに2世界遺産が登録!コバルト産出のエルツ山地鉱業地域&アウクスブルクの水管理システム

出典:ドイツ観光局プレスリリース

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ドイツ観光局(東京都港区)はこのほど、7月にアゼルバイジャンで開催された第43回世界遺産委員会において、「エルツ山地鉱業地域」と「アウクスブルクの水管理システム」が、ドイツの世界遺産として新たに登録されたことを明らかにした。

今回の新規登録で、ドイツの世界遺産総登録数は46となり、この数は世界でトップ4の多さだという。

エルツ山地鉱業地域

出典:ドイツ観光局プレスリリース

出典:ドイツ観光局プレスリリース

エルツ山地は、ドイツのザクセン州とチェコの国境にまたがる山地。

ドイツ語で「鉱石」を意味する「エルツ」の名の通り、1168年に同山地のフライベルク付近で銀鉱が発見されたことから、鉱業の歴史が始まったという。

1460年から100年ほどの間で、欧州有数の銀産出地として知られるようになり、その他にも、鉛、鉄、非金属の石灰や石炭なども採掘された。

なかでも「コバルト」と呼ばれる青色顔料は、世界中に輸出され、ヴェネチアやボヘミアのガラス、デルフトの陶磁器などに使用されたことは有名だ。同山地は1968年に鉱山としての幕を閉じるまで、数々の技術革新をもたらしたと言われている。

現在は、見学することができる鉱山や博物館など、22の拠点が国境をまたいで設置されており、有名な観光地となっている。

クリスマス飾りなどの木製玩具や民芸品の産地としても人気を博しており、この地でクリスマスシーズンに催されるクリスマスマーケットや、世界無形文化財に登録されているという鋼夫の大パレードなどは、国内外からの旅行者が集まる穴場だという。

アウクスブルクの水管理システム

出典:ドイツ観光局プレスリリース

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アウクスブルクの水管理システムは、これまでアウクスブルク市の発展を支えてきた運河水路システムや、昔の給水塔やポンプ場、そして水力発電所などを含む22の物件から構成されている。

同市には、水路が網目のように張り巡らされており、行く先々で目にする橋は530にものぼり、その数は水の都・ヴェネチアより多いという。

ここでは、中世から水は、物資の運搬手段や飲料水として特別な役割を担ってきた。そして揚水の技術や、飲料水と雑用水を分ける技術など、水にまつわる技術の先駆者として、欧州のお手本となってきたという。

現在は、ロマンチック街道や、欧州の政治を左右したとも言われる豪商フッガー家の旧跡などが有名観光地として知られているが、アウクスブルク観光局が同水管理システムについてのツアーを実施するなど、今後は「アウクスブルクの水管理システム」の観光名地仲間入りを目指している。

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Text by Ericolatte

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