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「空飛ぶクルマ」のSkyDrive社が15億円の資金調達に成功。年内の有人飛行試験目指す

出典:株式会社SkyDriveプレスリリース

出典:株式会社SkyDriveプレスリリース

「空飛ぶクルマ」の開発・製造・販売を行う株式会社SkyDrive(東京都新宿区)は9月30日、新たに第三者割当増資および助成金を通じて15億円の資金を調達、これを受け、年内の有人飛行試験開始を目指して開発を加速していくと発表した。

電動化・自動操縦・垂直離着陸

「空飛ぶクルマ」は、その正式名称を「電動垂直離着陸型無操縦者航空機」とし、電動化、完全自律の自動操縦、そして垂直離着陸という特徴を持っている。

Morgan Stanley調査によれば、「空飛ぶクルマ」の世界的市場規模は2040年までに150兆円に達すると予測されており、日本においても例外ではない。

その証に、2018年から「空の移動革命に向けた官民協議会」が開催されており、2023年の事業開始と2030年の本格普及を目指し、経済産業省および国土交通省がロードマップを制定している。

タクシーサービスや渋滞緩和、離島や山間部などといった車移動が困難な場所での新たな移動手段、そして災害時の救急搬送などといった観点から、今後の活躍が期待されている分野なのだ。

出典:株式会社SkyDriveプレスリリース

出典:株式会社SkyDriveプレスリリース

低コスト・低騒音

既存の航空機はサイズも大きく、利用にはコスト負担が大きい。騒音問題もあるうえに、ある程度の滑走路がなければ離着陸ができない。

それに比べて「空飛ぶクルマ」は、コストも騒音も抑えることができ、垂直離着陸が可能なため、離発着場所もコンパクトになる。

近い将来、車に乗るのと同じように、「空飛ぶクルマ」で日常移動を行う日が来るかもしれないのだ。

2023年の発売に向けて

同社は、航空機・ドローン・自動車のエンジニアを中心とした有志団体CARTIVATORのメンバーから発足した「空飛ぶクルマ」の実用化を目指すスタートアップ企業。

出典:株式会社SkyDriveプレスリリース

出典:株式会社SkyDriveプレスリリース

2018年12月、日本初となる「空飛ぶクルマ」の屋外飛行試験を実施し、2019年6月、愛知県豊田市に大規模飛行試験場をオープンした。

今回の資金調達では、既存投資家であるDroneFund、Zコーポレーションに加え、STRIVE、伊藤忠テクノロジーベンチャーズ、および環境エネルギー投資を株主として迎えた。

新規調達資金を活用し、今後は年内の有人飛行試験の実施、2020年のデモフライト、そして2023年の発売に向け、開発をスピートアップしていくとしている。

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Text by Ericolatte

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