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現代の消費者が求めるのは「楽しめるECサービス」と「選べるリアル店舗」か|博報堂買物研究所調べ

イメージ写真/Adobe Stock

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生活者の消費実態やトレンドを研究する博報堂買物研究所(東京都港区)は10月2日、様々な情報が飛び交う現代において求められる買物体験などを分析しようと、「チャネル別買物体験調査」の調査結果を発表した。

買い物体験や選択意識を調査

同社によると、「身の回りの情報が多すぎる」と感じている生活者は約7割、「買い物の際にたくさんの情報があるほうが安心」と思っている生活者も約7割いるのだという。

そして、現代の生活者は「情報は多すぎるけど、情報は欲しい」といったジレンマを抱えているのではないかと推測。2019年3月15日から3月18日の期間で、20代から60代の男女1,000人を対象に、25種類の買い物チャネルにおける買い物体験や選択意識をインターネット調査し、分析した。

「楽しめる」と「選べる」

調査結果によると、利用したい買い場ランキングでは、インターネット上で買い物ができる「ECサービス」が上位を占めたものの、スーパーやドラッグストア、コンビニエンスストアなどといった「リアル店舗」のニーズも衰えていないという結果となった。

出典:株式会社博報堂プレスリリース

出典:株式会社博報堂プレスリリース

これらのチャネルを利用する際に生活者が感じていることを調査した結果を分析すると、「楽しめる」「選べる」という2つのキーワードが浮かび上がったという。

「楽しめる」チャネルとして挙げているのは、ECサイトや動画・音楽などの定額制配信サービスなど。「ワクワクできる」「情報に発見や驚きを感じる」などといった、単なる効率的な買い物という範疇を超えた体験が評価されていた。

一方、「選べる」チャネルは食品スーパーやドラッグストアなど。情報が過剰に飛び交っているこの時代に「直観的に選びやすい」「ここで商品(サービス)を選ぶのは大した手間ではない」などといった、欲しいものを直観的に選べる点が評価されていた。

出典:株式会社博報堂プレスリリース

出典:株式会社博報堂プレスリリース

同社は調査結果を踏まえ、「生活者は様々なチャネルを使い分けることによって情報過剰のストレスを乗り越え、自分にとっての”ここちよい買い物”を実現しているのでは」と考察。

この「ここちよい」意思決定を後押しする仕掛けが、今後ますます求められるだろうとしている。

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Text by Ericolatte

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