シェア

ICタグで病院の物流を一括管理する新システムを本格運用。帝人・小西医療器・北野病院の大阪3者

イメージ写真/Adobe Stock

イメージ写真/Adobe Stock

北野病院(大阪市北区)は10月23日、小西医療器株式会社(大阪市中央区)と帝人株式会社(大阪市北区)と共同で開発した医療機関向けの物流システム「RFID物流管理(SPD)システム」を導入したと発表した。

同院によると、ICタグによる病院の物流情報の一括管理システムは日本初という。

物品管理にかかるコストが課題

同院によれば、近年医療現場では人手不足などの問題から、生産性や付加価値を高めるための施策が必要とされているのだという。

特に、医療機器や医療材料の運搬や在庫管理に多大な人員や時間を要することから、同院はかねてから、人材が本来の業務に集中できるように院内の業務状況改善を検討していた。

そこで、小西医療器と帝人が共同で同院の抱える課題に対し、これまでの実績やノウハウを融合させ、今回の新システム開発に至ったという。

2社は今後、北野病院での運用を通して業務改善効果を実証し、新システムの導入施設の拡大を目指す。

業務効率化・安全性向上に貢献

同システムでは、医療材料などの管理対象物にICタグを貼付することで、外部倉庫での入出荷、病院への入荷、院内での使用に至るまで、すべて一括管理が可能だ。

病棟や手術室などで管理対象物を使用する際には、物品カードを「レコファインダー」と呼ばれる読み取り機器に投函。使用実績が自動的に登録される仕組みになっている。

出典:北野病院プレスリリース

出典:北野病院プレスリリース

このようにして登録された使用実績は、院外倉庫にも共有され、院内のみならず物流業務全てが効率的に一元管理できることになる。

どの患者に何の物品を使用したかという履歴も管理ができ、安全性の向上にもつながるという。

同院は、同システムの導入により今後5年以内には、院外倉庫と院内物流を合わせた管理および作業工数を半減させたい狙いだ。

Posted: |Updated:

Text by Ericolatte

Ranking

All Categorys Ranking総合ランキング