8月30日に発売されたauスマートフォンの新端末「TORQUE G04」のデザインや着信音が、「仮面ライダーの変身アイテムみたいでかっこいい」と、ネット上で話題を呼んでいる。
この製品の開発を手掛けた京セラ(通信機器開発拠点・横浜市都筑区)の企画担当者に話を聞いた。
力強さ・獰猛さとスペックの進化を両立
同製品は頑丈な作りが特長で、「ガシガシ使え。思いっきり、アソベ」を謳い文句にアウトドアでも安心して使える端末として人気を集めている。
そして、あの「仮面ライダー」を彷彿とさせるデザインが目を引き、充電器に置くと「ジャキーン!」とかっこいい効果音が鳴るのだという。
ネット上では「着信音が仮面ライダーの変身待機音みたい」「思わず、変身!と叫びたくなる」などといった声が多く上がり、盛り上がりを見せている。

提供:京セラ株式会社
──トルクG04のデザインや内臓されている効果音について、発案の経緯を教えて下さい。
スマートフォンの多くは、ケースやカバーをつけてお使いいただいている現状があります。我々は今の市場におけるアンチテーゼのような存在です。
ケースやカバーをつけずとも壊れず頑丈で、デザインそのものに個性を見出しています。
G04のIDデザインは、TORQUE5周年というひとつの節目において、シリーズでもっとも力強さ・獰猛(どうもう)さを表現するとともに、G04のもうひとつのコンセプトであるデジタルスペックの進化を表現するスマートさを両立させたい、という考えがありました。
オリジナルの着信音や効果音は、同じくブランド世界観を体現するために、動的な音をイメージしていました。
私たちは音楽のプロではありませんので、プロの方に何度も音を作っていただきながら、自分たちの中に刷り込まれたブランドイズムと合致する音のイメージを試行錯誤して作りました。

提供:京セラ株式会社

提供:京セラ株式会社
──発案の段階で、「仮面ライダーみたい!」というような意見が内部で上がったことはありますか?
ないです(笑)。でも、仮面ライダーくらい多くの人に愛されているキャラクターに認めてもらえたようで、なんだか嬉しいですね。
アニメや実写のキャラクターがお好きな方にご愛顧いただけている、ということも非常に嬉しいです。
最近では、eスポーツやサバイバルゲームをお好きな方々からも多くご愛顧の声をいただくようにもなりました。
こだわりは機能性

提供:京セラ株式会社
──トルクG04のデザインに込めた想いやこだわりはありますか?
TORQUEシリーズは個性的なデザインだけがよく取り出されますが、我々の考え方は実は機能美にあります。
ブランドコンセプトの体現とともに、実際にご利用になるお客様にとって必要な機能性を追求することで内側から出てくる美、美徳のようなものを大事にしています。
単に剛性を高めることによる耐久性能の追求ではなく、構造や形状の設計はもちろん、実使用における手に持っていただいたときのグリップ感なども考慮してデザインしています。
落しても頑丈というのが売りである一方で、持ちやすくて落さないということも究極の目標としてとらえています。
仮面ライダーを意識して開発したわけではないようだが、同製品は泥はねや水濡れ、落下や衝撃などにも強いとしており、仮面ライダーのような強さを持っていると言えるかもしれない。
【TORQUE (R)】
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・公式Instagram
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